JR4GPAの「つぶやき」

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FT-107M 修理 その3

2019-12-22 | Weblog
FT-107M の修理の続きです。

プリミックスの周波数が読めるようになった所で、先週は時間切れでしたので
今週はその続きです。
そのままでは、ただの周波数カウンターですので、IFの周波数やモードの切り替えで
発生する、キャリアの位置の補正などを盛り込んで行きます。


先週までのプログラムでは、どこの周波数を受信しているかわからない表示でした。



それらを盛り込むと、ちゃんと運用周波数が分かるようになりました。



良し良し、出来たぞと思っていたら、1.9MHz、3.5MHz、7MHzなどで
先頭にゼロが表示されてしまうのに気付きました。
そうか、ゼロサプレスをしなければ。
当時の無線機ですから、ゼネカバが無いので、その下の桁までは考えないことにします。
例えば999KHzを受信すると、00.999.0と表示されるはずですが
この無線機にその周波数を受信する機能はありませんので....



その部分のプログラムを追加すると、ちゃんと見栄えのする表示になりました。



これで終わりにしようと思ったのですが、周波数カウンターのクロックの水晶を調整するのに
外部から信号を入れて、その周波数になるのは幾らが表示された時かが
電卓が無いとわかりませんので、周波数カウンターとしての機能を生かせるようにします。
そうすると、入力した信号がぴったり表示されるようになる様、トリマを調整するだけで済みます。
外部から5.000000MHzを入力して、トリマを回して5.000.0と表示されるように
調整している画像です。



調整が簡単でしょ!

TESTモードに入るには、基板上に追加したタクトスイッチを押したまま電源ON。
そうすると、最初に作った表示テストが走り
00.000.0
11.111.1
22.222.2
  ・
  ・
  ・
99.999.9
そして周波数カウンターになります。

めったに使わないもモードですので、テストモードは電源OFFで終了です。
もう一度タクトスイッチを押すとテストモード終了と言う手もあるのですが、調整するには上蓋を外して基板に
アクセスしなければなりません、そして調整を終えるとまた蓋をします。その時電源を必ず落としますので
電源OFFでテストモード終了で良いでしょう。
この辺りは、使っていて問題があれば変更はすぐですので。
これが、他人の作ったものを購入して我慢して使うか、自分で思った通りの物を作るかの違いですね。


タクトスイッチを押さずに電源を入れると、各種減算、加算をして周波数が読める普通のモードで立ち上がります。


この後に、基板について書こうと思ったのですが、長文になったので今週はここまで。
出し惜しみをして、来週に引っ張ります!えーーーーっ。

普通に考えると、どうせ小さい基板を作って、昔のICを外してそこに実装でしょと
来るはずですが、ちょっとした工夫をしました。






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