TS-930S の修理の続きです。
部品入手の都合で、「あれをやりながらこれをやる」の状態が続きます。
自分の物ですから、焦ることもなく、時間のある時にボチボチと。
スイッチ類の反応が良くなり、快適な動作しているので、各部の調整を
しようかと思ったのですが、そうだった、TS-930SにはCPUボードに持病があるんだった
と、思い出したので、スルーホールの接触不良対策に乗り出しました。
画像の下から5列目の左から7個は再半田後で、左から8番目,9番目・・・ は半田が怪しい部分。
動作しているので、怪しい部分も接触してるんでしょうけど、見たら再半田したくなります。
再半田と言っても、もう一度半田ごてを当てて、はんだを流し込めばOKと言うものではありません。
それをすると、半田がプツプツと泡を吹きながら冷えて行き、最後は泡が破裂して穴があき、再半田前よりひどい事に
なるんです.....
手間と技が必要です。
一通り、怪しい部分を再半田後は、いよいよ目的のスルーホールの接触不良対策。
こんな感じで、電線で繋いで行きます。
これが終わると、基板を元に戻して通電です。1か所でも間違えていれば、周波数表示がおかしいとか、
ブザーが鳴りっぱなしとか、煙が上がるとか普段にない動作をしますので、分かりますが致命的な
間違いをした場合は、部品が壊れて再起不能になります。
何度も間違いがないことを確認して、電線の端に黒マジックで小さく確認済みのマークを入れます。
それをしないと、ジャンパーの本数が多いですので、ここはチェックしたはずなんて能天気なチェックでは
見逃してしまいます。見逃した所に限って間違ってるんですよねぇ。
パワーON!
問題なさそうです。良かった。
これでやっと調整に入れそうです。
その前にTS-830Sも分解したままなので、最終調整に入らなければ。
やる事いっぱいで、1日が24時間では足りません。