FT-850 の修理です。
今週は KWM-380 の続きをやる予定でしたが、以前お譲りした無線機の
メインダイヤルが硬くなって回らないとのメールを頂いたので、無理をして
回さないで、のまま至急お送りくださいと連絡し、届きましたので
緊急修理です。
少し位は回るんだろうと思っていましたが、普通の力ではビクともしません。
少し動いたか?と思ったが、手の感触からVFOのつまみのネジが負けて
シエンコーダーのシャフト上を空回りしている感じです。
これはまずい、全く動かないのでこれ以上力を入れると
エンコーダーを破壊してしまう可能性があるので、作戦変更です。
つまみを外し、VFOのロータリーエンコーダーを外します。
同じ物が入手出来そうに無いので、代替品でとも思いましたが
エンコーダーを取り付けてある位置にはプリント基板があり、エンコーダーの
大きさ+アルファで基板を加工してあるので、今のエンコーダーより
大きいものは入りません。
交換と言う選択肢がなくなったので、残るはエンコーダー自体の
修理しかありません。
手を油だらけにしながら格闘!
従来の柔らかさを取り戻せたので、元の位置に実装。
壊してしまうと部品が無いという重圧があり、緊張した作業でした。
少し重くなったと感じたら、すぐにお送りいただくとここまで分解せずに
短時間で修理できますし、エンコーダーを壊してしまう確率も随分と低くなります。