JR4GPAの「つぶやき」

JR4GPA の「つぶやき」です。修理依頼は、2013年3月3日のBLOGをご覧ください。

修理依頼について

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TS-180S 修理

2017-03-26 | Weblog
TS-180S の修理です。
周波数表示がおかしいのと、送信時に音声が途切れるとの事。

まずは、周波数表示から確認。

表示がブランクの所があります。


10KHz台、100Hz台の表示は3か7かブランクにしかなりません。
1、2、3が3 4、5、6、7が7ではなくて、まったくデタラメ。






表示ユニットの3枚の基板のうち、表示のタイミングを作るDIVIDE基板の動作試験をして
表示ユニットの不具合か、その前段のCPU&ロジックの不具合かの切り分けをおこないます。
DIVIDEユニットはオシロスコープでタイミング信号を確認。問題無さそうです。

次は表示管そのものの不具合か、その手前のドライバーかを確認します。
2枚の基板が直接リボンケーブルで半田付けされていて、作業効率が悪いので
コネクタを取り付けて、すぐに分解できるようにしました。


そして、表示管&ドライバーの動作試験です。
7つのセグメントに各々強制的に信号を入れて、ちゃんと入れたとおりの
信号が表示されるか動作試験。








問題ありません。

そうすると、CPUかロジック回路かが不具合の元ですが、
CPUはカスタムICですので、これが壊れていたらおしまいです。

CPUに受け渡す信号と、表示のおかしい部分からすると
不具合箇所は3つのICに絞られますが、2つのICが同時に
壊れるとは思えないので、答えは1つです。
交換してみると、

復活です!


最初からこのICを交換すれば良いのではと言う声が聞こえてきそうですが、
ロジックICを全て持っている訳では有りませんので、注文したICが到着するまで
待っているのもと思い、届くまでの待ち時間にそのICではなかった場合を想定して
測定してみました。

今週はこれで時間切れ。
来週は音声が途切れるというのを確認して、不具合箇所を
探してみたいと思います。

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