TS-50S の修理です。
ちょっと前に、動作不良品で購入していたのですが、この年代の
問題のある表面実装の電解コンデンサの液漏れが気になるので、
上下のケースを外してチェック。
液漏れが始まっていましたので、通電試験は危険と判断。
売られていた時の無線機屋さんのコメントを信じることにして、
全ての表面実装の電解コンデンサを交換。
と、書くと簡単そうですが、パターンを剥離させないように
取り外して、20個近くあるこのコンデンサを交換するのは
根気の要る作業です。
それに、漏れた電解液は半田ごてで熱せられると、ものすごい臭いに。
身体に良くなさそうなので
「換気に注意」
しながら作業をしました。
交換が終ったので通電して見ると、無線機屋さんのコメントの通り
フロントパネルのスイッチの動作がおかしい。
押したスイッチの動作ではなく、違う機能が動作します。
タクトスイッチの全く反応しないものは交換、導通していなくて、抵抗化していた
パターンを電線で補修すると、ちゃんと動作するようになりました。
動作は良くなりましたが、お決まりの押しボタンを保持しているスポンジの
劣化がありますので交換が必要なのと、ボタン電池が空っぽですので
毎回初期値で立ち上がるので、電池交換が必要です。
今週は時間切れなので、また来週。
ICOMからIC-7610の価格が発表されて高速バンドスコープ搭載機が気になりますね。
そう言えば、新品の無線機はもう何年も買っていません....
買う前に、同じ機種が2台ある物は1台は売ってしまわないと
居場所がなくなりそう。
HPで整備の終った物から超ローペースですが、掲載していますのでご覧下さい!