JR4GPAの「つぶやき」

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IC-1271 修理 5台目

2015-10-25 | Weblog
IC-1271 の修理です。

・送受信出来ない
・周波数表示がバンド外を表示する
・RAMボードを入手したPIEXX社のボードに交換して欲しい
との事。

とりあえず電気を入れて、不具合状況の確認。
ワイドバンドの受信機能が付いたかのように、どこまででも行きます!
疲れたので、この辺でやめておきます。まだまだ下がります......



当然そんな周波数を受信出来る訳ではないのですが、
表示だけは幾らでも。

状況が分かったので、PIEXX社のボードに交換します。
が、なぜか....

このボードはジャンパー設定で、ICOMのこのタイプのRAMボードが載っている無線機数種類に
載せられるようになっているので、設定を間違えたかと思いましたが
ちゃんと合っています。

本体が壊れているから、RAMボードによって動作が違う???

元のICOMのRAMボードに戻して、あれこれ調べて見ると、RAMボードの
データラインにビット抜けがあったのでそこを直してやると、本来の1200MHz帯の
周波数内しか移動出来なくなり、正常に送受信出来るようになりました。

ここでもう一度PIEXX社のボードに交換して見ても、やはり0.00MHzを表示して
動作しない状況は変わりません。このPIEXX社のボードが壊れているようです。
オーナーさんに中古ですか?と聞いてみたら、新品を購入されたとの事。
初期不良だったか、保管中にICが壊れたか定かではありませんが
動作していないのは確実です。



みなさん、RAMボードばかり気にされているようですが、
RAMボードは何かあってから購入しても間に合います。
先に高額投資をしても、他の部分が絶対壊れないと言う
保障はありません。もし、入手困難なICが壊れてしまったら
その無線機は終わりです。RAMボードだけでも安心しておきたいからと
仰るなら止めはしませんが.....
電池を交換すれば、10年~20年は延命します。
購入から一度も交換していない電池でも、いまだに3V以上をキープしているのが
殆どです。

PIEXX社のボードはICの型式が削られていますので、データシートを
見ながらオシロスコープで信号を確認することが出来ません。
どう言う信号が正解かが分からないから、波形を見ても
意味がありません。
今回のこのボードは使えないので、オーナーさんに返却する事としました。

一通り動作確認をして、作業終了です。




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