あるメーカーのある無線機がずっと欲しかったのですが
中古で出て来ても、年代の割にはすごい金額で手が出ませんでした。
自分の中で、この無線機の中古で動作品ならXX円、故障品ならXX円と
決めているのですが、その無線機だけは故障品でもなぜか価格が下がらない。
そこまで下がらないと、きっと素晴らしい何かがあるから下がらないと想像してしまいます。
結局5年粘っても手に入らなかったので、諦めていました。
それが、ある時その無線機を1日だけ拝借できる機会を得ました。
かなりすごい何かがあるんだからと思いながら受信していると、何か違うんです。
目的の信号がRS55で、HF特有のザッと言う単発ノイズが出ると、そいつに
信号が隠れてしまうのです。
今まで使って来た無線機では、RS55の信号の後ろでザッと言うだけなので、RSは55のままなのですが
その無線機ではザッが信号の前に出てきて、RS55の信号はRS35へと低下するのです。
え?そう言うノイズもあるのかと思い、アンテナ切り替え器で、その無線機の定価と同等の
レベルの無線機を切り替えて受信してみましたが、いつものノイズと同じでした。
NBはOFF、AGCをSLOW,FASTと切り替えても同じ、もう触る所はありませんので
その無線機は、そう言う特性だろうと思いました。
経年変化で、再調整したら良くなるのかとも思いましたが、借り物ですので
それは出来ません。
その事を別の友人に話すと、その無線機は混変調に非常に弱くて、すぐに手放したとの
お話で、なるほどと納得しました。
買わなくて良かった!
メーカー名と型式は、営業妨害になるから言えません!!