マジで意味のない記事に、「なんでこんな記事を書くんだろう?」と、困惑を禁じえない。何が言いたいんだ。この人。
【幻冬舎】町中にゴミがあふれ…「日本が財政破綻」するとどうなるのか?
https://gentosha-go.com/articles/-/23103
いわゆる「テールリスク」についての記事である。この記事はこんな書き出しで始まる。
この記事におけるテールリスクの定義はこんな感じ。
そして、テールリスクの筆者の認識は、こんな感じである。
テールリスクというものは「ありえないこと」を想定し、万一に備える為の解説用語の1つなわけだけど。
俺が一番違和感を覚えたものが、「日本の財政破綻」と「ロシア危機」「リーマンショック」が「同じテールリスク」として、筆者が同列に捉えているところである。
俺の認識では、テールリスクとは「発生するリスクは低くとも、最悪の事態に備える為、あえて想定してシミュレーションする為の用語」である。
例えば。日本の安全保障リスクとして、北朝鮮からの核ミサイルの飛来があったとしても。隕石の飛来については論じられないであろう。
北からの核ミサイルの飛来なんて、ありえない。なぜならば核ミサイルとは「戦略兵器」であって、撃たないことに意味があるからだ。撃ってしまえばオシマイである。
しかし、自らが本当に滅亡する寸前ともなれば、もしかしたら道連れにする為、残った核兵器を全弾日本に発射するかもしれん。可能性はゼロではない。
しかし、隕石の飛来については、そりゃまあゼロではないかもしれんが、限りなく0に近い確率であろう。ありえないし、そんな事を想定し、対策をうつ意味もほとんどないように思う。
日本の財政破綻は、もしかしたら隕石よりありえないわ。
この手の論者はなぜ、日本政府が債務を全額完済しなければならないと、アホな事を考えるのだろう。
どこの国でもそうだけど、そんな事をして無事でいられる国は存在しない。
少々乱暴に言ってしまえば、1万円札は日本国が日本国民から借金している利率0%の借用書である。日本国が、1万円の価値があると信用を担保している貨幣なのだ。
1万円の日本国債があったとすれば、それは単なる利率0.数%の、現金よりちょっと利率が高い借用書なのだ。
日本国が、借金全額完済なんて、やるわけがない。
そんな事をすれば、日本では貨幣がなくなり、国家の体をなさなくなる。
それに、日本が財政破綻するならば、日本がカネを貸しているすべての国は先に財政破綻を起こしている。
日本は円高が進み、貨幣価値が上がりすぎているのだから、もっと薄めるべきであろう。それを、増税によって円の流通量を絞っていけば、さらに円高が悪化していき、流通量が減るわけだから、デフレも進む。
尤も、だからといって円の流通量を増やすと、日本は得をするかもしれないが、誰かが割りを食う事になる。そりゃそうだよ。日本社会で誰かが円の偽札を作りまくって自分で使ってたとしても、日本経済にはほとんどなんの影響もないかもしれないけれど。この規模が大きくなれば、日本全体で少しずつ割りを食う事になるのと同じである。ドル・円・ユーロはハードカレンシーだから、日本円を薄めれば、その影響は世界全体が受ける事になるのだ。
それで、ずっと得をし続けているのが、基軸通貨国のアメリカで、だからこそ、ドルのアメリカも、円の日本も、ユーロの欧州もじゃぶじゃぶカネをすりまくるのを遠慮するのである。
そこで、遠慮呵責なく自国通貨を刷りまくり、厚顔無恥に儲けまくったのが中国なのである。
と、まあ…。少々脱線が長かった感は否めないところだが。
日本の財政破綻に備える記事は、本当にナンセンスだと思うのである。ロシア危機も、リーマンショックも、わかってた人はみんな知っていた。リスキーな状況で綱渡り状態であった事をである。
例えば、少なくとも、現時点において、今にも破綻しそうな韓国が、なんとか綱渡りで運営できている。国家なんて、そうそう破綻するものではないから、韓国が崩壊するなんて、政治リスクぐらいなものかもしれないが…。
それでも、韓国の崩壊はテールリスクとして考えておくべき事ではあるだろう?ロシア危機やリーマンショックというものは、それぐらいの確率のリスクであった。
日本の財政破綻をテールリスクとして「論じたい」とか、それは「日本は他の国よりも壊滅リスクがある劣った国なのだ」という、微妙に恫喝が滲んだジム・ロジャーズと同じ反日的ミスリードに他ならない。
天然でやってるのなら単なる愚か者であり、確信犯的にやっているのなら…。どっちにしろ愚かなので、「もっと現実をみたら如何であろう」と忠告させて頂く事にしたいと思う。
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立体四目並べ (うちの末っ子が無双)
【幻冬舎】町中にゴミがあふれ…「日本が財政破綻」するとどうなるのか?
https://gentosha-go.com/articles/-/23103
いわゆる「テールリスク」についての記事である。この記事はこんな書き出しで始まる。
テールリスクとは、発生する確率は低いものの、実際に発生してしまうと、非常に大きな損失をもたらすリスクのことです。財政破綻や金融危機のほか、予測し得ない天変地異や大規模なテロ、暴動なども、テールリスクといえます。
この記事におけるテールリスクの定義はこんな感じ。
発生する可能性は低いとはいえ、過去にはロシア危機やリーマン・ショックのように、テールリスクが現実のものとなった例はいくつもあります。絶対に起こらないわけではない以上、万一日本が財政破綻したとき、私たちの身にどんなことが降りかかってくるかは、ある程度予想しておいたほうがよいでしょう。
そして、テールリスクの筆者の認識は、こんな感じである。
テールリスクというものは「ありえないこと」を想定し、万一に備える為の解説用語の1つなわけだけど。
俺が一番違和感を覚えたものが、「日本の財政破綻」と「ロシア危機」「リーマンショック」が「同じテールリスク」として、筆者が同列に捉えているところである。
俺の認識では、テールリスクとは「発生するリスクは低くとも、最悪の事態に備える為、あえて想定してシミュレーションする為の用語」である。
例えば。日本の安全保障リスクとして、北朝鮮からの核ミサイルの飛来があったとしても。隕石の飛来については論じられないであろう。
北からの核ミサイルの飛来なんて、ありえない。なぜならば核ミサイルとは「戦略兵器」であって、撃たないことに意味があるからだ。撃ってしまえばオシマイである。
しかし、自らが本当に滅亡する寸前ともなれば、もしかしたら道連れにする為、残った核兵器を全弾日本に発射するかもしれん。可能性はゼロではない。
しかし、隕石の飛来については、そりゃまあゼロではないかもしれんが、限りなく0に近い確率であろう。ありえないし、そんな事を想定し、対策をうつ意味もほとんどないように思う。
日本の財政破綻は、もしかしたら隕石よりありえないわ。
この手の論者はなぜ、日本政府が債務を全額完済しなければならないと、アホな事を考えるのだろう。
どこの国でもそうだけど、そんな事をして無事でいられる国は存在しない。
少々乱暴に言ってしまえば、1万円札は日本国が日本国民から借金している利率0%の借用書である。日本国が、1万円の価値があると信用を担保している貨幣なのだ。
1万円の日本国債があったとすれば、それは単なる利率0.数%の、現金よりちょっと利率が高い借用書なのだ。
日本国が、借金全額完済なんて、やるわけがない。
そんな事をすれば、日本では貨幣がなくなり、国家の体をなさなくなる。
それに、日本が財政破綻するならば、日本がカネを貸しているすべての国は先に財政破綻を起こしている。
日本は円高が進み、貨幣価値が上がりすぎているのだから、もっと薄めるべきであろう。それを、増税によって円の流通量を絞っていけば、さらに円高が悪化していき、流通量が減るわけだから、デフレも進む。
尤も、だからといって円の流通量を増やすと、日本は得をするかもしれないが、誰かが割りを食う事になる。そりゃそうだよ。日本社会で誰かが円の偽札を作りまくって自分で使ってたとしても、日本経済にはほとんどなんの影響もないかもしれないけれど。この規模が大きくなれば、日本全体で少しずつ割りを食う事になるのと同じである。ドル・円・ユーロはハードカレンシーだから、日本円を薄めれば、その影響は世界全体が受ける事になるのだ。
それで、ずっと得をし続けているのが、基軸通貨国のアメリカで、だからこそ、ドルのアメリカも、円の日本も、ユーロの欧州もじゃぶじゃぶカネをすりまくるのを遠慮するのである。
そこで、遠慮呵責なく自国通貨を刷りまくり、厚顔無恥に儲けまくったのが中国なのである。
と、まあ…。少々脱線が長かった感は否めないところだが。
日本の財政破綻に備える記事は、本当にナンセンスだと思うのである。ロシア危機も、リーマンショックも、わかってた人はみんな知っていた。リスキーな状況で綱渡り状態であった事をである。
例えば、少なくとも、現時点において、今にも破綻しそうな韓国が、なんとか綱渡りで運営できている。国家なんて、そうそう破綻するものではないから、韓国が崩壊するなんて、政治リスクぐらいなものかもしれないが…。
それでも、韓国の崩壊はテールリスクとして考えておくべき事ではあるだろう?ロシア危機やリーマンショックというものは、それぐらいの確率のリスクであった。
日本の財政破綻をテールリスクとして「論じたい」とか、それは「日本は他の国よりも壊滅リスクがある劣った国なのだ」という、微妙に恫喝が滲んだジム・ロジャーズと同じ反日的ミスリードに他ならない。
天然でやってるのなら単なる愚か者であり、確信犯的にやっているのなら…。どっちにしろ愚かなので、「もっと現実をみたら如何であろう」と忠告させて頂く事にしたいと思う。
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