あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

中国バブル崩壊の話

2015年07月08日 06時26分15秒 | 特定亜細亜
 とうとうこの時が来たか…。と感無量な感じだ。

 何がて。これだ。

【NHK】上海市場 代表的株価一時8%以上下落
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150708/k10010143091000.html

こうしたなか、中国にある上海と深センの2つの株式市場では市場での売買を当面停止する措置を申請する企業が急増していて、中国メディアは8日朝までに申請した企業とすでに売買を停止している企業は合わせて1400を超えて、全体の半数を超える前例のない規模になっているなどと伝えています。

 1400社て…。これは凄まじい。
 これは、単なるパニック売り防止じゃない。可能性としては中国崩壊の序曲である可能性も十分にあり得る。

 いきなり、株と違う話に飛んで申し訳ないが。元々、中国の不動産市場ってのは官製相場である。
 故に、日本国債と同じく、「中国の不動産バブルは崩壊しない」との見方があったのだけど。そりゃー…誰も購入できないレベルの価格帯になってくりゃ、どうやったって値下がりは始まるわけで。
 中国各地で作っては無人、作っては無人のゴーストタウンが林立するにあたり、誰も購入しなくなって、とうとう値下がり始めてしまったのである。


▲中国のリゾートマンション群がゴーストタウン状態に -山東省乳山市-

 それが3年前。2012年の話。当然、中国は全力で粉飾していたし、最近になって「救市」なんて言葉も出てきていた。要するに「(不動産)場をえ」という言葉である。

 しかし、不動産の価格下落は止まらなかった。

【産経】中国住宅価格が下落、「バブル終焉」の見方
http://www.sankei.com/world/news/140618/wor1406180021-n1.html

 そんな中、中国は起死回生の「AIIB創立」という賭けに出て、その賭けに勝つ。
 言うまでもなく、ターニングポイントはイギリスのAIIB参加表明だ。今年の3月の話である。


▲習近平、英キャメロン首相対談の様子

 この後しばらくして、中国で株ブームが発生する。

 

【日刊SPA】AIIBの創設で楽観!? 中国で「株ブーム」が起きている
http://nikkan-spa.jp/844139

「近所の公園では、老人たちが昼間から賭けマージャンをしているのをよく目にしましたが、最近はとんと見かけなくなった。株が高騰し始めて以来、みんな家で株のネット取引をしている。朝や昼間も飲茶レストランに行けば、老人たちはみんな株の話をしている」
 年寄りが余剰資金で株取引しているくらいならいいかもしれない。しかし、重慶市の飲食店経営、土田耕平さん(仮名・43歳)によると、株式市場に“オールイン”してしまう投資家も少なくないとか。

 猫も杓子も株ブーム。
 つまり、不動産投資ができなくなってだぶついたお金の行き先を、中国政府が用意した形なのである。そこに、中国の一般庶民も乗っかったのだ。

 ブラックマンデーの逸話である「靴磨きの少年」。

 のちに名投資家として歴史に名を刻む事になる凄腕投資家が、靴磨きを依頼した少年までもが株の話をしている事を知り、即刻手持ち金融資産を利確したという話。その翌日から世紀の大暴落である「ブラックマンデー」が始まったと言われている。

 上記株ブームの記事は今年5月である。現在、中国人は恐ろしい人数、株式投資にはまっていた。破滅する人間の数のスケールが史上最大級。
 で、中国株式市場はこれ以上の値下がりを恐れ、売買停止が相次いでいるわけだ。

 株を売るなという圧力が通じず、強硬手段に出たのが、1400社に登っているというわけだが。これは正直かなり国際的印象が悪い。

 最早、株にせよ不動産にせよ、上がる材料がない。なのに、株に全財産投入して、そして売ることができなくなった人が続出しているのである。

 これはやばい。

 こうなってくると昨今の日本での中国人の「爆買い」も、中国人が肌で感じた崩壊へのカウントダウン前夜に、少しでも「価値あるもの」を手に入れておこうという心理なのかもしれない。

 そして、最後は反日総統である台湾の馬英九との連動した、連日の反日宣伝だ。

 中国は、都合が悪くなれば反日で盛りあげ、敵意を外に、つーか日本に向けようとする。ちなみに、以前の中国の反日デモは、ちょうどこの不動産バブル崩壊が囁かれはじめた頃と時期が一致している。

【拙】渡航自粛なしとか、日本人を守る気がない政府(2012/09/14)
http://blog.goo.ne.jp/jpakiyo/e/8cd4cebe0c8380244a2e905cbd68a0ae

 当時のウチのエントリである。

【J-CAST】中国不動産バブル崩壊の危機 オフィスビルや商業施設が「ゴースト化」(2012/08/25)
http://www.j-cast.com/2012/08/25143830.html?p=all

 で、こっちが同時期の中国不動産バブル崩壊の記事。

 さて。中国共産党はこの自国の危機にどう動くか。また反日暴動か、それとも天安門事件か。ギリシャ問題もあって、今後の世界情勢で浮上は難しい。今、中国はウチのブログ始まって依頼の難しい舵取りを迫られている。

 目が離せないってのは、こーゆーのを言うんだろうな。

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