経営コンサルタント田上康朗の雑感帳

経営コンサルタント田上康朗が、気ままに本音で記す雑感帳です。書く日もあれば書かないときもあります。

鬼に金棒、私に-3

2008年06月28日 | Weblog
24年前、川内のスーパー「H屋」が倒産。
その1年以前に、私は、チラシで、それを予測した。

2年間、チラシを収集。
それを時系列的に眺めて得た結論。
確信を持っての判断である。

タノウエ脳力経営塾では、内々で仮説を立て、検証
さまざまなケースを取り上げる。

カネボーの倒産、
当時の渡辺副総理の病状のこと。
寿屋、ニチイ、ダイエー

近くでは、長崎:佐世保での発砲事件のこと。
船場吉兆、比内鶏事件の行方

身近では、明日の天気、知事選
将棋の、次の一手。

新聞報道程度の限られた情報から、
真実を読む訓練をし、脳を鍛える。
チラシは、企業状況を読む格好の材料の一つだ。

鍛錬だから100発100中ではない。
当たる確率5割。はずれも5割。
やれば、うまくいくかいかぬか。
脳力開発での予測は、択一だ。
だから、「やってみろ!」、
やらなきゃ、一生、わからぬことを考えてどうする」
これは、私の師、城野先生の言葉だ
「とぼか、とぶまいか。泣くよりひっとべ」

川を飛べない子供に、大きい子供が、励ます言葉だ。

これは、示現流を底流とする薩摩藩に伝わった童歌の一節。

ちなみに示現流には、受けがない。
「チェスト!」と奇声を発し、太刀を振り下ろす。
それで、終わりだ。
二の太刀を想定していない。

答えは、自分から見て、生か死か。
相手から見て、生か死か


脳力経営塾での研修。
「あること」を択一し、検証。
その検証の結果が仮説にならなかったら、
もうひとつを選択。それを検証。
これを繰り返すことで、脳力の開発を行う。
こういったことだ。

だから、あくまで会の中、
自分の、うちうちでやる。
これを外に出したら、流言、風評。
事の次第では大事になる。
自慢話に使ってはならぬ。

当てたら、次はそのやり方に普遍性があるかないか
その検証をする。
普遍性がないと、「宝くじに当たったぞ」と同じだ。
次に使えない。他に使えない。
それでは、世に役立てできない。

その意味で、多くの経営者の成功談ほど、
普遍性を欠くものはない。
ほとんどが、遠回しの自慢話。特殊性の固まり

「普遍性の検証」もまた、時間と時系列を用いる。
選挙に立つ以前から、ホリエモンは短距離型、
長くは続かない虚業家だ、と断言できた
もちろん、彼の著書も時系列に並べて読んでみた。

このことは、偏りの情報で判断の誤りをさけるため。
プロとして当然の作業である。