経営コンサルタント田上康朗の雑感帳

経営コンサルタント田上康朗が、気ままに本音で記す雑感帳です。書く日もあれば書かないときもあります。

鬼に金棒。私に-2

2008年06月25日 | Weblog
時系列とは、全容を俯瞰的に掴む方法である。

長編小説の展開を、最初の1行で読みとることは難しい。

それだけの材料で、勝手な感想を記すことはできる。
しかし、それは全体の評価とは、異なるものである。

第一印象が肝心、という言葉を否定はしない。
だが、それで騙されるといったことがあることも事実だ。

口、言葉では何とでも言える。
だが口は、身体の一部にすぎない。
そして、それは人が一生を通じて発する言葉のごく一部。
詐欺師は、これを活用している、プロ。

文章も然り。
ブログに、プロフイルがついている。
なぜか。
これを見て、鬼でも蛇でもないのだ、
と、手形の裏書きほどではにいが安心して
カキコミができるからだ。。

ブログ本分に対しての、感想などのカキコミ。
これは文章が短い。匿名の人もいる。

その上、カキコミした人のブログやHPとのリンクもなし。
としたら、相手には文字を通じてしか、相手が見えない。

相手が見えない。知らないとなると、人は腰を引く。
その分経営もされるし、情報も入らない
 隠して損する、このマイナス側面に気づくことだ。
むしろ情報開示、晒すことの優位性を活用すべきだ。
というのが、 「売れて儲かるシクミ研究会」のモチーフだ。

武士は、名誉を重んじる。
戦いに、死を懸けているからだ。
だから、必ず「やあ、我こそは、・・・」と名乗る。
相手の名も要求する。
お互いを知ってこそ、名誉が保てる。

この名乗りがないものが、闇討ちだ。

ブログのカキコミ、DM、チラシ、電話、勧誘、セールス、
そうしたものにも、この闇討ちの類が多い。

相手、その所属などが、ぼけているほど、警戒される。
拒否反応が強く、うまくいかない。
そのことを、もったいないよ。
やり方として下手だ、と言いたい。

私は、知らしめることの優位性を説いている。
情報開示は、信用・信頼の前提要件になる、
と申し上げ、それを提唱している。


匿名でも、単文でも、長くやりとりし、
それを時系列化、並べれば、書き手が見えてくる。
しかし、全体、全容は、文字だけでは難しい。

ここで、ドラマ「北の国から」のシーンを思い出す。
宮前雪子(竹下景子)の息子、大介が恋をしている。
その相手の女性には、一度も会っていない。
お互い、「誰なのか」もわからない。
携帯メールだけで恋愛に陥っているのだ。

それを、五郎が驚愕し、いぶかしがり、諭す。
「俺には」、わかんないよ。理解できないよ」
と、ついには興奮しだし、絶叫する。あのシーンだ。

戻す。
長く繋がる言葉を、時系列に並べてみる。
そして矛盾がないか、ブレがないかをみる。
長い目で、全容をみないと、掴めないものもある。
掴めないから、恋いに陥る、ということもあろうが。
 
だから、覚めなければいい、いった言い方がある。
が、それもまた 錯覚、幻想、思い込みである。

錯覚、幻想、思い込み・・・・・・。、
早い話が、「ばれなけりゃいい」、
「隠し通せればいいのさ」

それが また、いかに錯覚、幻想、思い込みであるか。
私たちは、その証を、露見した犯罪として、
新聞紙上で知ることになる。  (続く))