経営コンサルタント田上康朗の雑感帳

経営コンサルタント田上康朗が、気ままに本音で記す雑感帳です。書く日もあれば書かないときもあります。

百円玉と式と三田牛と等式に共通するものは何かを考える

2007年11月23日 | Weblog

 15年近く私を知る同業の知人から、「どんな内容かもっと詳細を教えて欲しい」、とメールをいただいた。それを私流に裏返して読むと、「この15年、交流してきたが、おまえさんは信用ならん」というメールに等しい。
 
 これは、事実自分が信用されているかどうかの問題である。
 たとえばあなたのお客が、「これ、ほんとに三田牛?、ミタ目は、普通の肉と変わらないね」と質問されたということは、どういうことか。「信頼・信用されていない」という証である。考えてみたらわかることだろう。

 すべからく会は、1に、会は、入るか入らないかの自由な択一の選択で、入会した人で構成される。2に会はお互いの信頼関係で構成される。
 自分の戦略を決めず、先に戦術を求めてくるような人は、少なくとも経営の会にはそぐわないのでは、とおもう。

 私は、この会を会員個々の企業に、未来永劫の売れて儲かるシクミを構築したいという戦略を持っている仲間の会にしたい、と考えている。これが私の戦略だから、それに賛同されるのであればたら入会できる。
 
 一言、「入りたい」と、メールいただければ、「登録完了」のメールを出す。あるいは内容について、熱っぽく書き、返信する。
 だが、「入りたい」か「入りたくない」のかを、ご本人が決めないでは、私はやりようがない。 だから、そのメールには、返信をしなかった。しようがないのだ。。
 
経営の根幹は、企業外部のエネルギーを取り込むことである。取り込むためには、此方が先に吐かねばならない。欲で器を満タンしたままでは、外から取り込めないからである。
 こうした外部との接点を担うのが、企業における販売機能と考えたらいい。

 なんども書いているが、販売の機能の命題は、「繰り返し買うお客を永続的に増やしていくこと」にある。
 キーの1は「繰り返し買ってくれる」という点である。このことは呼吸になぞらえたら即、理解できよう。消費者の購買行為が途絶えたら、どうなるか。自明の理である。

2に、「永続的に増やす」である。これが充足できて初めて、企業に置けるゴーイングコンサーンが確保できるのである。これが出来ていないと、常に不安定、不安にさらされることになる。この2点を具現するところに販売が存在しなければならない。

 だがおおかたの企業では、いわゆる売上予算を達成するための売上確保が行われており、そのためムリが繰り返され、蓄積され、息切れする、息が続かず、それが一定を超えると、企業は息絶えることになる。

 こう考えたら、今の経営、販売、販促のあり方は、本質からずれている。あるいは間違っていると言えるのではないか。
 と、ここで気が付けば、チャンスである。気がついたら、このままでは息絶え絶えになるから、改めよう、と言う気になるから経営革新を計ることになるからだ。
 
 何を言いたいか。間違った考えの範疇・範囲の中で、経営革新を図ったり、努力をすることは、地獄道を駆け足することになる。つまり息が止まるのを、早めるだけだ、ということだ。

 だったらどうしたらいいか。
 そうしたことをみんなで議論し、研究し、おおむね私の腹づもりでは、1年で130%UPで売れ続け、儲け続ける企業体質を構築しましょうと、言うのが、「売れて儲かるシクミ研究会」ON WEBである。

 無料というのが胡散臭い、迷う、どんな内容か調べてから、と少しでも躊躇されるのであれば、それは自100円玉を投げないうちに、表が出る、いや裏だ、と議論するのと同じだ。おおよそ実学・実践学である経営には遠いものである。

 式を眺めていて、答えは得られない。まずは解くことにチャレンジする。それは式には、必ず答えがある、という出す側と、答える側の信頼が前提にある。
 式を解いて得られる解は、2つある。正解か誤解か。正解ならシメシメ。
  後者の誤解という解を得たら、その時点で大いにこの私を疑い、胡散臭く思い、批判したらいい。
  
 ところが、ときどき式を解くことには、臨まず、「コレ、答えがあるの?」と、式を出した人に尋ねる人がいる。

  売上=買上、この等式「=」は、相互の信頼が交流するパイプと私は理解している。その意味で経済、経営もまた信頼関係を説く学問であり、信頼の上に成り立っている学問であるといえる。