経営コンサルタント田上康朗の雑感帳

経営コンサルタント田上康朗が、気ままに本音で記す雑感帳です。書く日もあれば書かないときもあります。

ドンブリに水入れて

2007年03月24日 | Weblog
どんぶりに水を入れて、頭に乗せ、様々なもの、ときには美女の写真、時には鬼婆などの絵、そうしたに風景に一喜一憂、悲喜こもごもしながら、螺旋階段を上っている自分。これぞ我が人生。
昨日、書いたものを今朝、読み返して、私はなぜ、「水を入れたどんぶり」と書かなかかず、「水を入れて」と書いたのか、そのことに簡単でも触れておかねば、と思い、昨夜、ある会の流れで2時に寝て、酔いの真っ最中なのですが、ほっぺを叩きながらキーを叩いています。
理由があるのです。それはドンブリに最初から水が入っていたのではない。後から入れたこと。これが一つです。二に、それは、他ではない。自分が入れたのです。三に、水以外に様々なものを選択して入れることが出来たにも関わらず、水を選択したのです。
その結果が「どんぶりに水が」です。ではこれは私の選択ですが、なぜオレンジジュースでななく「水」なのか。それは、水は無色透明。後から加えるものによって変化、変色するからです。たとえば無垢で生まれた赤ちゃんは、水。それが成長するにつれ、いろいろ色が付き、濁ってくる。そうしたことをイメージして、水。
では、なぜ「ドンブリ」。これはたいした理由はありません。コップではあまりに小さすぎ。バケツでは頭に乗っけるには大きすぎ。それで「どんぶり」。
それでは、話を本論に戻して、締めくくります。

波瀾万丈といっても所詮、人の人生その範疇。ドンブリを失っては生きていけない。欲張ってもドンブリ以上の水は入れられない。ドンブリを捨てず、割らないように、また水をこぼすことなく、生きていくこと、これすなわち生き方のありかた。経営のコツ、と私は思っています。

経営以外のことは全く無知。その経営にしても浅学、といった私の考えですから、科学的論拠、根拠などたいしてない。ただ自分が「何処にいるのか」、その自分が相対する人の位置がどこなのかを診ることは、仕事上必須のことですから、そのためにけして本意ではありませんが、問題のありどころをつかむ上から、人をマトリックスで分類する手法はよく使います。
すなわち、
経営を診るとは、経営をしている「人」を診ること。
人を見るとは、位置を診ること。
位置を知るには、東西南北におおよそでも分類し両者の位置の目安をつけて、対処する。

仕事を通じて試みてきたものにどこまで普遍性があるかどうかおぼつかないところですが、個人の単なる感想だとおもって読み流していただけたら、と思います。