ココだけの話「あほやな」

自分のお店の売上が下がっているのは、あなたのお店で何かあって、そのお客様が「こういうことあったよ。あそこはよくないよ」と言い回られておられるのかもしれません。
合理化、切り詰め、標準化、そうしたことに一生懸命しているうちに、お店がお金と物の交換場になってしまい、あなたの商人としての思いが、お店のスタッフにも、お客様に伝わらなくなっているのかもしれません。
そんなふうに理解することが、とても大切なことと私は思っています。

お店に入って、「ここへきたのは場違いだ」と思うことはあリませんか。これは想像以上に（自分に対して）腹が立つものです。が、そうした思い、心の動き、お店に足を運んで言ってくださるお客様は、皆無に等しい。ですから、アンケートしても、悪いところなし。「当店のお客様の支持は常に、5割を超える」。巨人クラブで、巨人の支持率が５０％超えることあるわけない。ところが店主は、こうしたアンケート結果で、けっこう喜んでいる。
事実は、アンケートではなく売上が減少したことそのものなのです。

売上＝客数×単価。

単価を一定としたら、来ないお客が増えての売上減、それを物語っているではありませんか。こないこともわからんようでは、ほんとうのところは吉本風に、「あほやな」と、こないな言い方をしたくもなりますわ。