経営コンサルタント田上康朗の雑感帳

経営コンサルタント田上康朗が、気ままに本音で記す雑感帳です。書く日もあれば書かないときもあります。

集客にはふんどしと一本釣り

2005年12月30日 | Weblog
 集客のコツ、ですか。そうですね。遠回しの話でいいですか。

 人は、講演会など実は参加したくないのです。無料ですらそうです。
ではなぜ参加する人がいるかというと、何らなの利が、だれにでもない自分自身にある場合のみ、ほんとうに、「のみ、だけ」。会社の利のため、といっても自分の利がある場合、「のみ」です。ここで、利とは、名誉、金、得、救い、横並び、かっこよさ、業績向上、メンツ、救済、まだまだ、いくらでもありましょう。
 その人、固有のものも、みんなに共通するものもあります。
 前者が自己の利、後者は我が社糊、我が町の利、我が国家の利。

また、お金といった物質にかかわる利と精神的な利とに分けることも出来ます
。後者は落語、演芸、音楽コンサートなどですね。経営講習会は、どちらかというと前者。でも名誉の為とかかっこづけに、とか義理でさんかとか、後者に属する動機も結構あります。

 ですから経営講習会の集客を考える場合、相手様の利に訴えて、相手が参加したほうが得だ、とよだれをだす状態を、主催者側が考え、手を打つ。それが仕事の肝心です。

 そのために、人のふんどしを活用することを考えれば、手が足りない。時間がない、といった苦労は軽減できます。

 ではそのためにどうしたらいいか。簡単です。誰しも人のため、人の指示で、人のために、下請けで協力したいとはおもわない。やるにしても自分が中心になってしきってやりたい。その自己欲求を満たしてあげなる。今風に言えばネットワークの活用、つまり他人のふんどしを、以下に使うか、です。
 
 私の経験では、同級生の中で、一番出世したものが、裏で好かれない。曰く、最大のあしひっぱりは、友人の中にいる、といったことは、こうした人の心理の表れだと思います。。これがだれにでもある心理です。
 こう考えてみると、つまり自分を中心に、ものを進めるのは、うまい手ではない、と言うことです。

 これは、あんたが主役、あんたのとくになるで、といった個々の利を説く一本釣りが有効だと言うことです。
 
 ネットワークの活用(ふんどし)と個々に利を説く一本釣り、ここに集客だけではない「秘訣」があります。

 こんなことしか、浮かんできませんが、少しはお役に立てましょうか。こんな寒い日でも、庭に砂糖を置いておくと、蟻があつまっていた。10匹も。
 これなんですね。蟻が十、ございました。