経営コンサルタント田上康朗の雑感帳

経営コンサルタント田上康朗が、気ままに本音で記す雑感帳です。書く日もあれば書かないときもあります。

名士ではないが、名刺はいろいろ。

2005年12月22日 | Weblog
 県の公職の関係で作ってもらう名刺。どうせならと、番地だけの住所。携帯だけの電話記載と我が儘を加えてもらった。最初は農業関係だけにと思ったが、これが皆さんから、興味を持たれ年間400枚ぐらい使っている。県の型どおりのときは1年で100枚しか出なかったのに。みなさん、1913番地という超短い住所に驚いて「これで郵便は大丈夫ですか。つきますか」と尋ねられる。「出していただければつききます」
 「いあや、これは珍しい。私もやってみよう」と言われる。(未だだれもやらない)県至急の型ど折、すり込みの名刺ですら、関心を持ってもらえる。同じ経費でも、効果は違いが出せる、と生意気言いたかったのである。

 達人は県の命名。おこがましいが、農業の指導歴22年。林業17年だ。

お客様と戦う戦闘要員。なんと哀れな、なんと情けない

2005年12月22日 | Weblog
 私の小さな本、「羊たちの探しもの」     http://www.geocities.jp/jatudonka/page011.html
を、購入してくださったOさんから、次のようなメールをいただいた。ありがたいことだ。不遜ないい方だが、鹿児島の片田舎に住み25年、無名・無力の私が、この小さな薄っぺらな本に着目される方は、まさに奇特な人。おびただしい選択肢の中から、選んでくださった。選ばれた、という気持ちは例えようのない誇りと勇気を戴くことになる。その都度仕事冥利に尽きる、思いで感激ししている。
 一方、売って、儲けて、お金だけではなく感激までいただく。強欲婆にも勝る、と苦笑いしつつ、素直に喜んでいる。
 
 当然のことだが、中小企業の経営者を念頭に書いているから、購入者のほとんどが経営者。だから経営者ではない方から、いただくことは希有である。
 サラリーマンのOさんのご自分の体験と重ねた言葉に感激した。実名でと考え
たが、お仕事に差し障りがあってはと仮名にした。全文原文のままである。
 Oさんが、書かれているような思いが、すべての営業マンの思いであるとしたらどんなにすばらしいことか。本来は、他の人に役立って、そのお駄賃でこちらも暮らして行ける、という営業の本質が、今は売上を作り出すマシン・マン。自らのノルマのために、自分の生活を支えてくださっているお客様と戦う戦闘要員。なんと哀れな、なんと情けない、「営業マン」。
 
 そのことで彼らも、消費者もまた心がすさんでしまっている。売上の大きさは、人さまに喜ばれ、感謝された大きさである、と殻らが、そして私自身が胸を張り、誇れる世界、本来に取り戻せたら、どんなにいいか、そう思います。
 Oさん、ほんとうにありがとうございました。

                *
 お忙しい中、逐次メールをいただき、安心して到着をお待ちしておりました。
本日、滞りなく受領いたしましたのでご報告いたします。

メルマガや大分での講演録を読ませていただき、改めてお客さま第一主義と消費
者中心主義の違いを認識した次第です。

 私はある企業に勤めるサラリーマンです。過去には営業の仕事にも従事しま
したが、まさしく企業の論理で「お客さま第一主義」を貫いていました。
 結果は、計画倒れの販売実績とクレーム対応に追われる毎日でした。

 競合の激しい業界で「利益とお客さま満足」の狭間で苦悩の日々でしたが、自
分がお客さまの立場だったらどうだったか、安ければそれだけで良かったのかな
どと今更ながら思いをめぐらした次第です。

 数年後には中小企業診断士取得を目標にしておりますので、教科書にない田上
さんの貴重なご経験談を真面目に楽しみにしております。

 いずれにしましても「羊たちの探し物」、楽しく拝読させていただきます。                  (終)