経営コンサルタント田上康朗の雑感帳

経営コンサルタント田上康朗が、気ままに本音で記す雑感帳です。書く日もあれば書かないときもあります。

鬼の爪に外国の陰謀が見えた話が省エネの話になる話

2005年10月21日 | Weblog

 嶋崎喜一先生のブログhttp://log.soshin.cc/で「DNA活性化体験」を読み、またも奇遇と驚いた.

山田洋次監督の「隠し剣 鬼の爪」という映画で、武士の歩き方を、西洋風に今の歩き方)に手直しするシーンが出てくるので、気になり暇が出来たので、調べていたところだったからだ。ちなみに最近は、こうした偶然、奇遇が多くて感嘆しきり。
 
 日本人は、武士の歩き方を見たらわかるが、右足を前、同時に右手を前、左足を前、同時に左手を前の歩き方。これを明治になって改めた、という。ちなみに四つ足のものは、みなこの歩き方で、勇逸人眼だけが例外。さらにちなみに、ムカデが今の私たちの歩き方をしたら、生きてはいけない。(^_^)

 この古来の歩き方が、ナンバ走り、もっとも省エネで、筋肉、骨への負担がない歩き方でとか。でもこのナンバに関心が、というより嶋崎先生が、登山で遭難しかかった折、とった歩き方がいかにも理に合っていて、ひょっとしたらと、即先生にメールした。以下、先生のメール。
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 メールいただきインターネットで調べて驚きました。
限界ギリギリで会得した歩き方が古来の忍者や武士の歩き方だったとは。

 登山仲間では片足で歩けるようになったら一人前といわれています。
荷物も体重も一本足で支え、もう片方は空中で休んでいます。
後ろからみると体全体が右に左にゆらゆら揺れています。

 このような武道的能力開発手法ががあったという言う事は今まで知りませんでしたがそういえば多少思い当たることがあります。

 皆で議論をやっていて熱中すればするほど脳を休めている自分がいました。
ですから長時間議論でもばかばかしくて眠ってしまうことはありましたが
議論疲れで人より先に眠ったことはありません。
 妙なところで休んでいてハッと気がつくと全部の問題が解決できるような言葉を見つけているのです。
                      (後略)
                                                                 嶋崎 喜一
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 私たちは、知識から入りがちだが、古人の何百年と積み重ねて得た、知恵に極限の状態の折、そこ(原点)へ到達した、その体験と「こと」に驚嘆した。
 
 私の場合は、繰り返すが、たまたま 「鬼の爪」を見ていて、武士の走行を、洋風(今の、右足だし、左手出し)へあらたさせる訓練のシーンが出てきたので、「えっ」とおもったのだ。これでは「刀は抜けなくなる」と。
 
 それで、「武士の力を削ぐ、外国の陰謀かも?」とおもって調べているところだった。 それで、なんば走りと嶋崎先生の極限での体験がかさなった。
 日本の昔の人が1日2食、粗食で持ったのは、その前提として省エネ動作、があった!がもしれない。

 こうしたことを背景として、あるいはその延長線上に、これからの生活や経営のあり方が見えるのか。前に向かって急ぐエネルギーの半分をさいて古人の知恵を見て、学ぶ姿勢こそ必要ではないか。次のテーマができて、今朝も良い気分だ。