経営コンサルタント田上康朗の雑感帳

経営コンサルタント田上康朗が、気ままに本音で記す雑感帳です。書く日もあれば書かないときもあります。

未来が次々やってくる

2005年10月05日 | Weblog
「未来が、今に向かってやってくる」という映画「哀愁」の中のセリフが、好き
です。

未来の方が、こちらへ進んできてくれる、それに対応する。それが生きること
です。無理に進まなくても、未来の方がやってきてくれる。なんとすばらしいことでしょう。でも、後ろを向いていては、受容も対応もできません。どう訓練しても、動物は前に走る方が、後ろへ走るより上手で、早い。

 当たり前のことの中に、生き方の根本みたいなものが、織り込まれている。すご
いことですが、当たり前のことを当たり前に守りさえすれば、人生って単純で簡単。そんなふうに思っています。

 こちらへ向かってくる未来に、この「今」にどかっと腰を据えて、ようこそようこそと、お迎えし、対応する。

 これだけでいいのですからね。楽ちん。次々画面が変わる映画みたいで、おもしろいではないですか。

 ですが、ちょいとでも後ろを向いたりすると、危ない。だから車の運転席は、
常に前向き。人生も前向き。

 でも、後ろから襲われたら、という心配のために、車にはバックミラー、人間
には、先祖、商人には消費者がついてているのです。
 よくわたしが、商人の皆さん方へ、消費者を背につけよ、といっているのはそのことです。後ろに目がついていないのは、そのためであるのかもしれません。

 ちなみに、いつも後ろから見守ってくださる先祖にはお墓参り。では消費者へ
の御礼は??、、、、。これが欠けると、消費者は背を向けて、後ろが危うくなるんです。