経営コンサルタント田上康朗の雑感帳

経営コンサルタント田上康朗が、気ままに本音で記す雑感帳です。書く日もあれば書かないときもあります。

ジァッドン氏、妻から哲学を学ぶ

2005年10月02日 | Weblog
 昨日のブログ「1本の線」を書き終えた後、夕食。テーブルに並んだいくつかの料理を見て、「あっ」とおもった。きんぴら、ニンジンの漬け物、ごうやの味噌和え、ぶたバラ肉の湯通し生キャベツ添え。我が家の夕食にしては皿数が多い。
 あっとおもったのは、それぞれ1つの食材が1つの料理になっていることだ。

 つまりこれらの一つ一つ食材を使って料理を作ったとしたら、今日の我が家の食卓は、豚肉の野菜炒めの1品料理だけになってしまっていることになる。

 ばらばら、単品の食材を、胃の中で統合しても、食卓で料理とし統合しても、エネルギーとか栄養価など変わらない。

 だが、少し大げさだが、どちらが、豊かな気分にさせてくれるかというと自明の理である。

 「結局、、、」、「要するに、、、」、「結論は、、、、」、「端的に、、、」といった言葉の味気なさを思い、で豊で、ふくよかな人生は、こうした言葉でまとめられてしまうようなものであってはならない、ことを実感した。

 妻の知恵を褒めるつもりで、こわごわこの気づきに触れたら、恐れていた言葉が出てきた。「お金がないと、手暇がかかる」。