赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

工藤純子さん、新刊『リトル・バレリーナ』③

2021-06-18 09:16:57 | その他

工藤純子さんの新刊がでました。

『リトル・バレリーナ 夢みる舞台と、トウシューズ』が発売されました。

バレエも友だちも大好きというコンセプトのシリーズ。

横書きでカラーのきれいな挿絵があって、小学校女子の❤をつかみそうですね。

毎回、バレエの演目がひとつ、紹介されていて、今回はドンキホーテ。世界のバレエ団の舞台にエキストラとして出ることになります。

これは、わくわくしますよね。

友だちづきあいも、じょうすに話におりこまれていて、そこがおもしろい。

マリアの女子トーク、はじまましょうってノリが、わたしの中でウケました。

時代は変わっても、こういうところ、変わらないなって。

そういう変わらないところもはいっているから、安心して読めるんですよね。

でも、ラストの展開にはちょっと驚きました。

もしかして、もしかして、次は・・・・

えー、どうなるの???

こうやって、読みたくさせる技も、さすがです。

 

さて、梅雨なのに、今日は快晴。

今年はヤマボウシがほとんど咲かなかったのですが、かわりにクチナシがたくさん咲いてくれました。

つぼみがふくらんでいて、まだまだ咲きそうです。

 


酒井駒子展に行ってきました!

2021-06-15 09:05:13 | その他

どうしても行きたくて、立川でやっている「みみをすますように 酒井駒子展」に行ってきました。

仕事が休みの娘といってきました。酒井駒子さんの絵本はあこがれです❤

これがすばらしかった!!! 絵本が好きな方、とくにおすすめ。子どもの心が残っている人、もっとおすすめ。

立川のニュースポット グリーン スプリングスの西ゾーンにある PLAY! という美術館が会場。

ここは初めて行ったのですが、新しい美術館です。すごく新鮮でした。

まず、展示の方法、

木をふんだんにつかった、会場。絵本の世界観をたいせつに表現されています。

壁面にかざるだけでなく、木の台をつかい、絵本を読むような視線で、原画が見れるんですよ。

酒井駒子さんのしずかな世界が、木のてざわりによく溶け合って、気持ちのいい空間になっています。

いつまでもいたいような気がしましたよ。

この先に、写真NGゾーンがあり、そこでもとても多くの原画が飾られています。

20冊を越す絵本から200点を超す原画を選んだそうです。だから、見応えがあります。

途中、すわって絵本が読めるスポットもあり、若いカップルが熱心に読んでいました。

わたしの大好きな絵本『きつねのかみさま』の原画も見れて、感激!

 

でも、この美術館、ここだけでおわりません。もうひとつ、「ぐりとぐら しあわせの本」展をやっています。

こちらも、すごい。

だって、ぐりとぐらの世界に、小さくなってまぎれこめるのです。

これがぐりとぐらに出てくるたまご

とっても大きいです。自由にさわれます。

これは、絵本の中にわたし・・・。

海のシーン。

カステラを食べるところは、写真が混んでいて、とれなかったのですが、そこでは女の子が、「たのしーい!」とさけんでいました。

ほんとですよ。

 

このPLAY!ミュージーアムがある、グリーンスプリングス、昨年、オープンしたときは、まだ、木や草があまり育っていませんでした。昨日、ひさびさに行ったら、ちょうどよく育っていて、とても立川とは思えない景色に。

なんか、モネに絵を描いてほしいような景色でしょ。まわりのカフェは、窓が大きくて、この景色をながめながらお茶を飲めます。

コロナの今、テラスで食事をできるように、テーブルがいくつも用意されていて、それもうれしかったです。

ぜひぜひ、感染に気をつけながら行ってみてください。

おすすめです。


佐藤まどかさん新作『月にトンジル』

2021-06-13 10:27:15 | その他

佐藤まどかさんが、またまた新作をだされました。

月にトンネルかと最初、思いました。トンジルです。なんか、とんでもない組み合わせ。

なんなんだろうと考えながら、読み始めました。

仲よしの四人組、トール ダイキ、シュン、マチ 四人合わせて、「テツヨン」と名付けたほど仲よし。

ジャングルジムに集まって、おしゃべりしたり、遊んだり。

このときの会話がとてもいい。四人、みんながキャラがたっているので、いきいきしている。

ああ、こんな風に遊ぶ時間っていいなーって思わせてくれる。

だが、ダイキが転校することになり、「テツヨン」の空気が変わってしまった。

心におもて側とうら側があるのか。

心のゆれを、巧みに書いていきます。

わたしがとくに気にいったのは、時計の針のことが書かれた場面。

ほんとそうだよなー。こういうところに気づくって、作家の目だなって思いました。

佐藤まどかさんは、事業部の秋のオンラインン一日講座に出てくれます。

イタリア在住の佐藤さん。

デザイナーから、どうして児童書の作家になったのか??? そんなこともきっと語ってくれるでしょう。

とても楽しみです。

 


映画「岬のマヨイガ」

2021-06-09 08:47:02 | その他

ネットでは話題になっていたようですが、あまりネットを見ない私は、鬼ヶ島を読んで知りました。

柏葉幸子さんの『岬のマヨイガ』がアニメ映画になるそうです。

映画「岬のマヨイガ」 公式サイト|2021年8月27日(金)公開 (misakinomayoiga.com)

うわー、これは見に行かないと。

作品を読んだとき、この作品、すごい!!って感動したのを覚えているのですが、今になると内容を忘れています。

もう一度、この機会に読み直したいな。

それにしても柏葉幸子作品はアニメ化されやすいですね。クリエーターにとってそれだけ、魅力なんですね。

ぜひ、『湖の国』『竜に呼ばれた娘』もアニメにしてほしい。

 

話題はかわって、Eテレ 100プンDE 名著 をたまに見るのですが、

今月は『華氏451度』。これがおもしろい。

伊集院光さんのコメントって、心にすっとはいってきますね。もちろん専門家の分析もいいのですが。

本が焼かれる世界、なんだか、身近になっている気も・・・

この作品、タイトルがひかれます。一度、聞くと覚えますよね。

 


鬼ヶ島通信

2021-06-08 10:23:22 | その他

一年に二回届く鬼ヶ島通信、最新号が届きました。

今回、どうぶつを書く。

創作の他に、座談会もあり、特集 あれから10年もあります。

わたしは、鬼の創作道場から見ます。今回、入選作品も参考作品もありませんでした。

しかし、あと一歩ということで、創作教室で出会った方々のお名前が出ているのがうれしい。

鬼ヶ島、上陸はむずかしいですが、それでこそ鬼ヶ島。ぜひ、めげずにがんばってほしいです。

また、夏に佐藤さとる展があるという紹介とともに、入場券までついていました。

これはうれしい。

夏には、わたしもワクチンを打てているでしょうか。

そのころ、コロナはどうなっているでしょう。

でも、いろんな思い出がある、佐藤さとる先生の展覧会、ぜひ、行きたいです。