赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

全国高等学校ビブリオバトル2016決勝大会

2017-01-10 14:18:20 | その他
8日日曜日、よみうり大手町ホールでおこなわれた「全国高等学校ビブリオバトル2016決勝大会」を見に行きました。友だちのMさんもいっしょです。
ビブリオバトルの決勝戦がおもしろいと粕谷さんから聞いてはいたけれど、予想以上。すごく楽しめました。今の高校生、プレゼンがうまい!!
ただ、うますぎても、流ちょうすぎても聞き手はひいてしまいます。
たとえば、「人生が変わります」とか連呼されても、「そうか」と首をかしげてしまったりと。
その点、決勝戦に残った人たちは、ひと味違う魅力をもって、話してくれました。

わたしが心に残ったのは、サスペンス味の強い『マーチ博士の四人の息子』

高校二年生の女の子が、怖さを十二分に伝えてくれました。

『ヘンな論文』
サンキュータツオさんというお笑い芸人の方がまとめた著書で、大学生大会でチャンプ本もとった人気作。いろんな方が精魂こめた研究の成果。でも、これがなんに役立つの???ってもののようです。

そんなおもしろそうな本ばかりの中、迷った末、手をあげたのが、『ハリネズミの願い』

これが、なんとチャンプ本に選ばれました。接戦だったようです。おめでとうございます!
わたしはうれしくて、帰り道、本を買ったぐらい。(*^_^*)

プレゼンをした山梨県の男子高校生は、ぼくとつとした感じで、ぽつりぽつりと話をしました。オーバーアクションも、声の強弱もありません。おとなしそうな気が弱そうな感じ。
けれども、それがぴったり本のハリネズミのキャラとかぶり、まさかのコラボレーション。

内容は、『キミたちみんなをぼくの家に招待します。でも、だれも来なくてもだいじょうぶです』と手紙をかいちゃうような、そんな臆病で気むずかしい、一人が好きなのに、人恋しく思うハリネズミの話、のようです。

まあ、そんな物語、今、とても売れているみたいで、書店でも売り切れている所も。
今の若者のハートをつかむ魅力があるようです。
わたしは、まだ、ページをめくったばかりなので、読み終わったら、ぜひ、感想を書きたいと思っています。

地区予選を勝ち上がった高校生たちの紹介する本は、図鑑から『へんな論文』みたいなものから多彩でした。物語はわたしが思っているよりは少なかったです。
そんな中、児童書からは、『ワンダー』と『うたうとは小さないのちひろいあげ』がはいっていました!

予選では、わたしが一押し、大好きな本、『怪物はささやく』を、取り上げた高校生がいました。このビブリオがとてもうまくて、あの重厚で奥深い作品をあんな風にわかりやすくわたしはしゃべれません。もう、脱帽!という感じでした。
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