赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

佐藤まどか 新刊『世界とキレル』

2020-09-12 09:22:16 | その他

バタバタしていて、ブログまで手が回らなくなってしまいました。

みてくれる人の数もみるみる減って。ま、こういうときもあります。

さーて、気をとりなおして、やりましょう!

佐藤まどかさんの新刊を読みました。

主人公の舞は、いとこの鏡花ちゃんとともに、サマースクールに参加する

気軽にいくことに同意したが、なんと、いったさきで、ケータイ、タブレットは没収。おまけにテレビも見れない。

こんなところ、いられる?

さて、舞はどうするか・・・

やはり、うまいですね。舞のキャラ造形がとてもいい。

野菜にたとえるとアーティチョークというのだから。

この野菜、わたしは食べたことがないし、我が家のだれも知りませんでした。こういうのをさらっともってくるあたり、佐藤さんのセンスが光ります。イタリアではよく食べられているのかな?

舞はいとこの鏡花ちゃんにコンプレックスをもっていて、母親にはいいたいことをいえません。

このひとくせありそうな親と舞との会話も、現代的で読ませるな-。

他のサマースクール参加者もそれぞれ、思いがあり、それが最後には・・・・。

ストーリーはこうなるかなっという予想がつくのですが、それでも読み進めたくなるこの魅力はなんなのでしょう。文章のうまさかな。キャラのよさかな。そういうのひっくるめて魅力があるんでしょうね。

舞は、自分のフォロワーが減るのを気にしています。

そういう気持ち、ちょっとわかる。

コメントをシャットアウトしているわたしもブログを見てくれる人が多ければ素直に「わぉ」って思うし、減れば「残念」と思ってしまう。それは当然なことなんだけど、それに支配されちゃうとキツイですよね。でも、支配とまでいかないけど、はなれられない存在にはなっているかも。

ブログのコメント欄は、オープンにしたほうがいいかもと時々思うのですが、小心モノなのでできないでいます。横道にそれました。

『世界とキレル』

おもしろく読めて、いろんなこと考える切っ掛けになる本、ぜひ、読んでください!

9月のはじめ、心のこもったプレゼントをもらいました。

きれいでしょ? これ、手縫いなんでうよ。うまいなー。すごいなー。

わたしの宝物です。

 

 

 

 

 

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