赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

八王子市制100周年記念 読書のまち八王子ビブリオバトル イン由木中央小

2017-10-29 06:49:25 | その他
昨日は、小学生のビブリオバトルを見てきました。
八王子の柚木中央小学校。近くの帝京大学の読書部が、協力していました。

これがとてもすばらしい催しでした。
今回は、5,6年生の決勝戦だったのですが、一ヶ月くらいかけて予選がおこなわれたのです。
そして、小学生だけでなく、保護者の予選、図書館職員など地域の予選もおこなわれ、今日のビブリオバトルは、勝ち抜いた小学生、三人プラス、保護者代表、地域代表が参戦しました。

どの発表も時間ぴったり。発表をしなれている感じがしました。
そして、すばらしいのは質問タイム。手がたくさんあがります。やらされている感はなく、みずからあげているようです。

体育館のまわりには、全員の紹介した本とご本人の写真、メッセージをかいたカードが。おかげで、小学生が読む本の傾向がわかりました。
3,4年生は、物語り、案外、オーソドックスなものを選んでいましたが、5,6年生は知識が得られるようなものも多かったです。

そして、投票をして発表。
『ジュニア空想科学読本8』がみごと選ばれました。低学年の子にも、おそまつくんとか、ワンピースとか、マンガネタがうけたようです。

わたしは、紹介された中では『三日間の幸福』という本に興味をもちました。寿命を売るという発想。現代っぽい感じがしました。

残念だったのは、発表したのが、男子ばかり。校長先生に聞くと、女子はまじめな本を発表しがちで、勝ち残れなかったとか。
ちなみに中学年のチャンプ本も、『せつない動物事典』だったようです。

オーソドックスな物語りは、勝ち残れない結果となってしまいました。そこが作家視点から見れば、少しだけ残念です。

うーん。ストーリーがあるものは弱いのかな。物語りをビブリオバトルで紹介するのがむずかしいというのは感じていました。
多数決で少数派の意見が通りにくいのが、ビブリオバトルのただひとつの欠点でしょうか。

本好きのグループとかだと、結果もだいぶ違ってくるでしょう。

校長先生が、熱心にビブリオバトルをすすめてくれたとか。そのため、こんなすばらしいイベントができたことでしょう。
子どもたちも、静かに、騒ぐことなく、聞いていました。ビブリオバトル普及員の五十嵐さんが司会されましたが、最後は涙がでそうだsとおっしゃっていました。

保護者も教員もビブリオバトルをやってみたとか。そこがまたとてもいいですね。

予選や三、四年生の決勝の様子、保護者の感想などがビデオにまとめられていました。このビデオが音楽もはいり、よくまとまっていて、さすが! こんな風に若い先生たちも、興味をもってすすめていて、ビブリオバトルがこれからさらに広がっていくだろうと思いました。

ただ、わたしはうっかりをしてしまいました。この日、わたしのケータイは電池切れ。
だから、写真はひとつもとれず、がっかり。(^^;) 

西国分寺の駅前本屋、隆文堂には、28日『おしりたんてい』がやってきたと張り紙が。
おしりたんていのぬいぐるみが来たのでしょうか。
うんこ漢字ドリルが流行り、おしり探偵が流行り、次は何がくるのでしょう。

児童書もだんだん変わっていっているなって思った、一日でした。
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