工藤純子さんの新刊を読みました。これは、力作です。
友だちのランドセルに金魚のえさをいれるという行為をした友だち。それをとめられなかった自分。
いじめとからかいの差は? 見ていてなにもいえなかった人は、いじめたのと同じなの?
この作品は、いじめをいろんな角度から見つめていきます。
ほかの児童書とちがうのは、先生からの見方も書いてあること。
保護者の意見もなまなましい。でも、これが今の現実なんでしょうね。
でも、ラストは光が差してるように見えます。暗いだけの作品ではないです。
装丁もいいですね。田中達也さんというミニチュア写真家の人だそうです。
透明のガラスの中の世界が、大人はたちいれない小学校の教室みたいでいいなって思いました。
さて先ほど、笑点をみていたら、春風亭一之輔が新メンバーになっていました。
これは意外。実力では今、NO1といわれる落語家なので、あえて笑点とかでないのかと思ってたから。
芸風とかも、テレビ的とはちょっとちがうかもしれないし。
今回、本格派をいれてきたのね。
これからの笑点が楽しみです。