赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

ゴールデンウィークに読んだ本

2022-05-11 13:47:26 | その他

ゴールデンウィーク、時間があったので、机につんでためこんでおいた本を、少しずつ読みました。

とくに新幹線。広島まで三時間半なので、けっこう読めました。

まず、『タブレットチルドレン』村上しいこさん

タブレットで子どもを育てるって設定がまず、おもしろいし斬新。出てくる子、どの子も個性的で書き分けられていて、あー、こうなるのかと驚きながら読みました。

タブレットの子どもが毒舌ってところが、まだ、よかったと思いました。中学校くらいのときって、親がウザくて、なにかと反抗してしまいがちです。そんな中学生が、タブレットの我が子から、毒舌をはかれ、傷付いたりするところが、とてもよく考えられています。

タブレットの中で子どもを育てるって、実際にもできそうですよね。ただ、タブレットの中のAIが自分で考えて自発的に話すってところは、まだまだ今の技術ではハードルが高いかもしれませんが。それができたら、AIと人間の差って、なんだろうってことになります。

これから、AIはどんな風に発達するんだろうっと、そんなことも考えた作品でした。

あと、協会が企画編集をして、偕成社が出版した「その一言から生まれる物語」のシリーズも読みました。タイトルを見ただけで、これはもう、読みたくなり、図書館でかりて読みました。

 

これが、なかなかよかった。人気作家ばかり、六作品が載っているアンソロジーです。

中でも、相沢佳映さんの『二十五分間のセンター』が、わたしは気にいりました。短編だけど、こうきたか!と、うなりましたよ。

興味があるかた、ぜひ、読んでください。