赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

『ウルトラマン落語』柳家喬太郎他

2016-11-03 07:25:54 | その他
ウルトラマンが50周年をむかえたそうです。
なんと、50周年続くって、すごい人気。ウルトラマンファンは、ちょっとから、かなりのマニアまでたくさんいます。あまり知らないって人も、いくつか怪獣の名前を言えると思う。ピグモンとかカネゴンとかバルタン星人とか。

まあ、そんなウルトラマンの50周年を記念して、ウルトラマン大好き落語家、柳家喬太郎とその弟子柳家喬之助がウルトラマン落語会をひらきました。場所はウルトラマンの聖地、杉並公会堂。これは、聖地巡礼だ!と、柳家喬太郎ははしゃいでいる。ふたりで巡礼兄弟とも(←これで笑うと、古典落語通です)

そのDVDがでたというのをアマゾンがわざわざ教えてくれて、思わず買ってしまった。忙しくて落語会に行けない反動です。

さて、内容は、古典落語っぽいものから新作までウルトラマンや怪獣をからめて三作。ダダが出てきて、ざぶとん返しをしてくれて、笑わせてもくれます。
ただ、マニアにはうけても、わたしにはわからない内容も・・・・・・。細かいこと、忘れてる品。
でも、その中で伝わってきたのは、演じるふたりの楽しさ。
「おう、古典落語をこんなに熱いれてやったこと、あったかな」なんて、思わずつぶやいてしまったり。

導入の枕の話からもふたりのウルトラ熱は伝わってきて、好きなものがあるってすばらしいって思わせてくれました。
落語家も、古典落語だけを勉強してるって時代は終わり、昇太は、城が好きで有名。彦いちは、筋肉落語といわれ、エベレストまで登り、志らくはシネマ落語、白鳥は好きな漫画風に新作をアレンジしたりしています。
他にも元医者の健康落語から、オペラ落語、アンデルセン落語、あげたら切りがない。
個性が必要な時代なのかも。
でも、そんななか、愚直にまっすぐ古典落語しか演じない、小三治とか、談春とか、春風亭一之輔が、目立ってきたりします。

さて、今日は早くも文化の日。
これから週末まで、紅葉を見に、ちょっとドライブへ! 本をもって、書きかけの原稿ももって出かけます。