JA6VQA 日々新たに

趣味のアマチュア無線で海外との交信や写真などを中心に、日々感じることを書き綴ってみます。
 

モールス電信士のアメリカ史

2011-06-07 12:05:31 | 読書
日曜日の日経新聞の読書欄の片隅に紹介されていた
この本 早速アマゾンに発注しておきました。
 今日到着

 著者は全くモールス通信とは関係ない大学の経済学部の教授。
 パラパラと呼んだがおもしろ。
 現代のIT技術へと通じるという観点からモールス通信の
歴史の語り部として本書を書き記しています。
 ちょうど今8J1MORSEがモールスの記念局としてQRVしていますが、
いわゆるモールス符号はモールスの発明と思っておりましたら、
実は共同で開発していたヴェイルという人物がいて、印刷会社に行き
活字のヘリ具合から一番良く減っている活字Eに短点、Tに長点をふり
当てることを考えたとは知らなかったですね。しかし両者の契約で
すべての発明はモールスの物になるということでヴェイルの名前は
歴史上からは消えているという。
 ちょっと新書版の装丁にしては¥2800は高いのが気になりますが
 面白い本です。
コメント (4)    この記事についてブログを書く
« 9Q/DK3MO on 10mCW | トップ | 中性脂肪 »

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (JG1BGT/UJIIE)
2011-06-07 22:38:26
>一番良く減っている活字
JPEG や ZIP のデータ圧縮で使われているハフマン符号ですね.
返信する
コメントTNX (VQA)
2011-06-08 14:51:40
UJIIEさんどうもコメントありがとうございます。恥ずかしながらハフマン符号という言葉を知りませんでした。早速Wikipediaで調べました。1952年に考えられたものなんですね。その100年以上前にアルファベットの使用頻度をチェックして短点、長点を割り振っていたというのはすごいことです。それに比してイロはを殆どそのままをA,B,Cに割り振った和文モールスは知恵のないことをしたものと思います。覚えてしまえばどうということはないのですが、イロハの使用頻度を考慮していたら、もっと和文は覚えやすかったのかも知れません。
 この本はモールスについての解説より電信士の職業としてのアメリカでの活躍を書いたもので、面白い本でした。
返信する
Unknown (JG1BGT/UJIIE)
2011-06-08 21:49:47
高校の「情報」の教科書の作成にかかわっていて,通信技術の進展の単元のモールスにかかわるところはいろいろ意見を出しました(笑
http://kurobe3463.blogspot.com/2011/02/text.html
返信する
くろべえさんですね (VQA)
2011-06-08 22:17:50
UJIIEさん=くろべえ さんですね。
 たまに難しい数学が話題になっているブログを拝見しております。
 全くちんぷんかんぷんですHi。
返信する

コメントを投稿

読書」カテゴリの最新記事