すごい！！ ノーベル賞受賞

今年のノーベル医学生理学賞に中川京大教授が決まった
といううれしいニュースに日本中が湧いています。
　誠にめでたいことです。
　これまでのノーベル賞ははるか昔の業績に対して送ら
れることが多かったのですが、２００６年に発表された
iPS細胞の作成という偉業に対して送られるこの速さは
如何にこの発見が今後の医学、製薬に期待されているか
の現れでしょう。

　難しいことは門外漢のものにはわかりませんが、発生
原因が分からない多くの難病の発生メカニズムを探るの
に大いに役立つことが期待されているようです。
　難病患者の協力でその細胞が研究機関に提供され、培
養され、難病の発生過程を研究し、発生のメカニズムが
わかれば、それに対抗する薬剤が製造できると言われて
おります。

　iPS細胞が作られて以来各国の研究機関や、製薬会社が
一斉に研究を始め、特許合戦をくりひろげているのに
本家の研究機関がお粗末で、何とかならないかと当時の
新聞で警鐘が取り上げられていましたが、今は京大に
立派な研究機関が出来、特許を沢山取得しているようで
す。折角の偉大なる研究結果ですが、一民間企業が特許
を独り占めにすると、その発展が心配されます。
　公の研究機関が中心部の特許をたくさん取得すること
によって、多くの企業に公平に特許の使用が許されると
いうのが理想の形でしょう。
　大いにiPS細胞研究所が活躍してほしいものです。