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(日々これバタバタ)Evergreenでちょっとsilverなdiary

人生100年時代といえども後半戦。好きなものはアレコレ・・・本、映画、観劇、ガーデニングに食べること。

はじめての東北珍道中~⑤角館で見たもの、食べたもの

2020-09-10 | 旅のあれこれ

東北の有名観光地のひとつ角館へ。
有名観光地であるはずの角館駅前に、まったく人がいない。
いつもは道の幅いっぱいにゾロゾロ観光客が歩いているそうですが・・・昨今のコロナ禍で観光の街の厳しさを目の当たりにしました。

角館の武家屋敷通り。人もいないし、車も通らない静かな武家屋敷通り。

街路樹も、私邸の庭木もとにかく巨木。樹齢100年なんてざらに植わってるようです。

秋田名物はイロイロあれど・・・・角館で食べられるのは、比内地鶏と稲庭うどん。
庭うどんの有名メーカー七代目佐藤養助商店直営店「ふきや」さんで
なんの変哲もない親子丼に見えますが、さすが比内地鶏。鶏肉がコリコリで卵は濃厚。

稲庭うどんは細麺でツルリと滑らかな口当たりのタイプ。

デザートは「フルーツパーラーさかい屋」のフルーツまるごとパフェ。一応、フルーツパーラーという店名ではありますが、おじちゃんとおばちゃんが切り盛りされている民芸風の八百屋さんというか。

Instagramでの映えを意識した昨今のおしゃれパフェとは、ちょっと方向性が違いますWWW
なにせ、この桃に大きなハイビスカスの造花が刺さってた(爆)
むしろ映えないかと・・・・申し訳ないけど、造花はそっと外しました。

桃がまるごと一個乗っかって900円という驚異的なお値段。広島のおしゃれカフェの半額近いんじゃ???。
このあと、昨夜の乳頭温泉で初めて見た「みず」を店先で発見し購入。
「みず」は茎の途中につぶつぶがある不思議な歯ごたえの山菜。さすがに広島では見たこと無いし、食べたこともない。東北ならではのものを買えてうれしい。

 


はじめての東北珍道中~④秘境で秘湯につかる

2020-09-08 | 旅のあれこれ

初めての東北旅行のメインイベントはこちら。秋田県の乳頭温泉の鶴の湯。
                             (鶴の湯HPより)

温泉マニア垂涎のお宿に、温泉素人のワタシ達が紛れ込んでしまいました。
鶴の湯に泊まりたくても予約が取れなくていつになるやら・・・という超人気のお宿ですが、このご時世なのでアレレ??予約取れちゃったよ、いいのか???こんな素人が???みたいな。

青森県の奥入瀬から秋田の乳頭温泉に行くには、車で約4時間。
例によって「5キロ以上道なりです」しか言わない無口なナビ。頼むよ~キミだけが頼りなんだから。
なにせ鶴の湯の住所表示ときたら・・・『秋田県仙北市田沢湖田沢字先達沢国有林50
番地無しかぁ~~い。住所が国有林ってどーゆーことかいな????
迷子にならないだろうか・・・・ふと、前夜の八甲田山遭難未遂事件が頭をよぎる(汗)。ぶるぶる。

原生林の中を未舗装の道路をガタンゴトン乗り越えて、山奥へ進んで進んで無事到着しました乳頭温泉。
おぉぉお~ナビ優秀。
にしても、ナビの無い時代、世の温泉マニアたちは、どうやってここにたどり着くことができたのか謎。

こ・こ・これが日本秘湯の会イチオシの鶴の湯。

とにかく素朴、鄙びたという以外に表現できません。



お風呂につかる以外することない贅沢。
せっかちなワタシの人生では、何もしないということ自体、あまり経験が無いので、こういうの命の洗濯って言うんだろうな。

お湯は白濁したミルク色なのでご安心ください。混浴でも肝心なところは見えません。
この手描き感満載な案内図↓

内湯は小さめなこんな感じ。すべてのお風呂、源泉かけ流し。

お料理は山菜や川魚中心。見たこともない山菜もありました。
たぶん名物の何かのお団子の鍋。(鶴の湯HPより)

朝食も素朴そのもの。白ご飯がおいしくて3膳おかわりしてしまいました。食べ過ぎだってば。

24時間お風呂に入れます。露天風呂では全国から来た温泉マニアたちと、温泉談義しながらの長風呂。はぁ~極楽、極楽。
往路では、あまりの山奥ぶりにオットは「こんなとこまで来る必要がある???」とブツブツ言ってましたが・・・・ひと晩過ごしただけで「絶対も一回来たい」に変わってました。

否定的意見さえ虜にする秘湯の魅力。まっ、オットはそこそこ単純な人間ではありますが・・・


はじめての東北珍道中~③十和田はアーティスティック

2020-09-05 | 旅のあれこれ

東北旅行2日目。観光客もまばらな静かな十和田湖をチラリとかすめ。

十和田市現代美術館へ。青森って現代アートに力を入れているんですって。

現代アートというのは難解というか・・・凡人には理解不能のセンスの芸術作品が多いので、それなりに覚悟して訪れました。
屋外にどぉ~んと無造作に設置された派手なお馬さん。その名もフラワーホース。

向かいの公園には、水玉女王 草間彌生のかぼちゃ。集合体恐怖症のワタシは草間彌生は苦手です。

館内に入っていきなりド肝を抜かれるのが、これ!!。
スタンディングウーマン。全長4メートルのおばあさん、デカイデカイ。誰もが『わっ!!』って声上げること間違いなし。

これが驚くほど精巧にできています。ズームインしてみるとわかる、この再現力。髪の生え際、肌のしみや皺の感覚。目元の感じ。生きているようです。

常設展示なので、このおばあちゃん、いつでもここにいらっしゃいます。
『スタンディングウーマン』という名にたがわず、東日本大震災でも倒れず立っていたそうです。すごっ。
その他の作品は、う~んやっぱりようわからんねぇ。

十和田に来たら食べるぞ!!と心に決めていたB級グルメグランプリ 十和田バラ焼きのお店 『バラ焼き大衆食堂 司』
ではでは、バラ焼き完成までの3変化。

牛バラ肉と玉ねぎを、専用の鍋で焼くだけ。特製タレがポイント。
白いご飯にゼッタイあうやつ。ハフハフ言いながら、完食しました。

お店のスタッフさんが、お客さんを見送りながら、なにか声掛けしてるんですが・・・これがどうも聞き取れない。
青森弁かなにかで『ありがとう』とでも言ってるかなぁ~と、思っていたら・・・・オットが翻訳してくれました。
『ラヴィァンローズ。バラ色の人生を』でした。意外過ぎて、わからんわ。

ど・ど・どういうこと????と思っていたら、バラ焼きのバラにかけてか、お店のトレードマークが薔薇。これです↓ B級グルメにアンマッチな絵柄に、お声かけ。なかなか洒落が効いている。オットもワタシもこのフレーズがえらく気に入ったので、東北珍道中のあいだ、喧嘩になりそうな時は『ラヴィアンローズ。バラ色の人生を』と言い合って、たいていのことは笑って済ませることができました。


はじめての東北珍道中~②遭難危機からの生還

2020-09-03 | 旅のあれこれ

5か月お休みしていた(もうやめようと思っていた・・・)ブログをひっそりリスタートしたら、思いがけず、再開待ってましたよという趣旨の温かいコメントをいただき、こんな名もなき駄ブログのことを気にかけてくださる方がいたなんて!!!と素でビックリしたitatchiです。
ありがとうございます。

この夏、旅行にいくなら、今の日本で最も安全な東北しかないっしょ!!と、青森空港から八甲田山越えで、星野リゾート奥入瀬渓流ホテルを一路めざしました。
運転はワタシです←オットは高速道路で交通事故に遭って以来、信号の無い道路は運転できないというとややこしくて&めんどくさいトラウマあり。
東北の山道は、そりゃあ信号は無いですよ!!
でも、高速道路とはゼンゼン違うでしょ!!と声を大にして言いたい・・・・とにかく運転はワタシ。

信号も無いけど、街灯も1本も無いという真っ暗な八甲田山の山中を、延々とクネクネ。対向車無し、前方にも後方にも車無し。
土地勘がまったくないので、ナビだけがたよりですが、1本道を行くだけだからか『5キロ以上道なりです』と宣言したまま、ずっ~と、ずっ~と無言。すごく不安になりました。
ナビは気まぐれにでも、しゃべってくれる方がありがたいことに気づく。

秘湯で名高い酸ガ湯温泉を過ぎたあたりで、ポツポツと雨。
・・・とおもった途端、一瞬にして霧が立ち込め。
これが今までに経験したことのない濃霧。信じられないくらい白くて分厚い霧。ライトをハイビームにしても1メートル先が見えないくらい。
こんな濃霧の中をカーブだらけの山道をクネクネと下っていくこと数10キロ。
オットがフロントガラスに顔をへばりつけて『次は右カーブ』『今度は左』『アッ!!右・右』とか人間ナビ状態。

立ち込める濃霧の中で、に、他の車一台通らない天涯孤独感ときたら・・・・マジで死ぬかと思いました。
明治時代に雪中訓練していた陸軍が100名以上の大量遭難を起こした事件が頭をよぎる。他人ごとではない・・・・

やがてオットが『もうこれ以上はダメだ。JAF呼ぼう』『もう車止めて』と謎の絶叫。
JAFは故障なら来てくれるけど、迷子では来ないでしょ。
待ってる間に、もっともっと遅くなるし、だいいち携帯圏外だから、呼ぼうにも呼べないんだけど・・・

というような夫婦間バトルを繰り広げながらも、前に進むしかないと運転し続けました←大事なとこなのでもう一度言います、運転はワタシ。

ようやくめざすホテルが見えたときの無上の喜びときたら。ものすごい達成感。生きてたぞぉーーーって叫びたかった。
オットは珍しくワタシを激賞。『すごいよ、すごい。あの霧の中、よう運転してここまできたよ』オットに運転任せたら、八甲田山中で野宿するとこだったわ。

星野リゾート奥入瀬渓流ホテルのロビー。岡本太郎の作品だとか・・・

翌朝の早朝トレッキングでは、自然のすばらしさに、昨夜の疲れも吹っ飛びました。
奥入瀬渓流のすばらしさは、ワタシの駄文の説明不要。写真でどうぞ。


その後は、ロビーでのコーヒーモーニング。
紙カップのフリードリンクですが、それでも格別でした。

朝食後は、オープンエアのバスに乗って、十和田湖まで渓流沿いを90分かけて往復。

                              (星野リゾート公式サイトから)

次は目的があって十和田市に向かいます。


初めての東北珍道中~①青森到着編

2020-09-01 | 旅のあれこれ

11年間続けてきた旧ブログ(「日々これバタバタ」)をひょこっと止めることにしたのですが・・・・芸能人でもなく、有名ブロガーでもない市井の一市民が「お休みします」と宣言するのもおこがましいだろうと、そのまま放置しておりましたが・・・・。

 

思いついたことをツラツラ書くのは、やっぱりブログが最適ですね。

Facebookはメンが割れてる相手への公開なんで、めったに本音は吐露できないし、写真が命のInstagramは、写真下手のおばちゃんには向いてない。

 

ひっそりとブログを再開しようと・・・・よりひっそりと、ブログタイトルも変えました。

いままでブログには楽しいこと、うれしいことだけを書いてきたつもりなので、そこは変わらず。毒は吐いても弱音と愚痴は吐かないようにするのは、以前と同じに。
ブログを書かない毎日がわりと快適(笑)だったので、頻度はのんびりと。

 

ブログをまた書いてみようと思ったのは、オットと2人で東北旅行に行ったからという単純なことからですが、東北の旅が素晴らしかったので、珍道中を残したくなりました。

 

さてさてこの珍道中、出発前からつまずきました。

このご時世ですから、搭乗予約が少なかったのでしょう。予定していた便がフライトキャンセルになり・・・・・・・青森ついたのは午後5時でした。

広島空港も乗り継ぎの羽田空港も人がまばら。飛行機もビビりそうなくらいの小型飛行機で。

いつものボーイング747どこ行ったぁ~ーーーーー????

 

機内もガラガラです。CAさんもマスクにゴーグルの完全防備。
感染対策って、美人には損ですね。せっかくの美貌の持ち腐れは、もったいない。

意識高いこの方たちは、マスクに隠れる口元にもキッチリとメイクされているに違いない(ここ数か月、口紅未使用女のつぶやき)

 

森空港でレンタカーを借り、いざ初日のお宿 星野リゾート奥入瀬渓流ホテルをめざします。

人気のホテルですが、さすがにこの時期なのでスルリと予約取れました。

レンタカー店のスタッフさんから『有料道路不要。一般道で1時間半もあれば、スイスイと着きます』と教えられ、八甲田山を越える山道を選択しました。
八甲田山って聞くと、映画化もされたこれ↓ 明治時代の大遭難事件がチラリと頭をよぎるけど・・・・




まっ、いまは令和の時代だし、夏だし・・・って、深くは考えませんでした。

これから起こる悲劇を想像することもなく・・・・東北の道は、ほとんど信号が無いので、快調にとばしていたところ・・・・・次回に続く。


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