初任給イタリアン＠Ｓｐｅｒａｎｚａ

4月に新社会人になった長男。初月給で、両親にごちそうする、と言ってくれていたのですが・・・・お店のチョイスは私が任されました。
せっかくなので、美味しいところ、でもあんまり高くちゃかわいそう、でも、ちょっとラグシュアリー感も欲しい・・・・・・と、色々考えすぎて、お店選びに1か月かかってしまいました。

ここなら、そのすべてを満たしている、と決めたイタリアンの名店　Speranza（スペランツァ）
酒豪のオットは、ドリンク代がかさんではかわいそうだ、とお店に向かう車中で、缶ビールをあおっておりました（爆）

アミューズは、新玉葱のポタージュ。これが甘くて、最初のひと口から、心奪われた。
前菜は、カポナータとヒラマサのカルパッチョ。トマトの滋味が濃くて、鮮魚はコリコリ。
　　　　　

カラスミとカツオのパスタが大人味で「メチャ、おいし～い」カラスミの塩気を計算した塩加減が素晴らしい。
          

じゃがいものニョッキ。
モチっじゃなくて、フワッとしたニョッキって、初めて。チーズソースがウマ～い。パンでお皿をなめまわしましたよ。
　　　　　　　

自家製パンはライ麦パンと牛蒡のフォカッチャの2種。ナヌ？？牛蒡？？？？これがまた、かぐわしくてフワフワ。もちろん、おかわりしましたとも！！
　　　　　　　

金目鯛と蛤の蒸し焼みたいなの。
　　　　　　　

フランス産骨付き鴨のコンフィ。これぞ、プロの味
塩加減が冒険的。これ以上だと塩辛くなる、という寸前まで、塩を効かせた1歩踏み込んだ勇気ある塩加減とでも言いましょうか。赤ワインが、あうったら！！
　　　　　　　

デザートは3人に別々の3種類。このデザートがスゴっ！！・・・それなのに・・・私のパカバカ写真が、無い
3つのデザートを、親子3人でドラフト会議。
ゴルゴンゾーラを使ったデザートが、ものすごぉ～く美味しかった。塩気が強いゴルゴンゾーラをよくぞ、スイーツに仕立てたな、という複雑な味。塩を制す者、すべてを制す。

ソムリエールさんはスゴイ美人だし、料理の流れはよどみない。
イタリアンの店で「これは、どこのワインですか？」と尋ねるどアホな私にも、「イタリアでございます」と笑顔で答えてくださる気配りじょうず。
「今日は、息子の初任給でご馳走してもらってるんですよ」と、お話ししていたので、長男にそっとお会計表を渡してくれる気遣いも。

会計表をじっと見ていた長男・・・・・顔を上げて・・・・・『母さん、悪いんだけど、2，000円貸して』
ワイン代がかさんでしまい・・・・・20，000円しか用意してこなかった長男の財布では、ちょっと足りませんでした、とさ
せっかくオットが店に来る途中に、缶ビールガブ飲みしてたのに・・・・な。


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