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(日々これバタバタ)Evergreenでちょっとsilverなdiary

人生100年時代といえども後半戦。好きなものはアレコレ・・・本、映画、観劇、ガーデニングに食べること。

グリーンブック

2019-03-30 | カルチャー

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絶対に見たいと思っていた映画『グリーンブック』
みごと、今年度アカデミー賞作品賞を受賞しましたね。ついでに助演男優賞も。
カルチャー&昼のみ仲間のtakakoさん、くりちゃんとランチ→映画→昼のみ→落語の独演会という、詰め込み過ぎプランの一日で、ご一緒に鑑賞しました。

 ご存知とは思いますが・・・・粗野で乱暴で無学なイタリア系ドライバーの役は、あのヴィゴ・モーテンセン。
『ロードオブザリング』のアラゴルンさま。
アラゴルンさまはど・ど・どこへ????
実際のヴィゴは数か国語を操るインテリ北欧系クールビューテイなのに、知性も繊細さも捨てきって、役になり切っちゃってる姿に、軽くガァーーン。
30キロくらいは増量したんじゃないかしら。役者魂!!ですね。でも・・・あのアラゴルンさまが・・・・ぶるぶる。

映画はまだまだ人種差別が根強い時代のアメリカ南部を演奏旅行に出る天才黒人ピアニスト ドクと、そのドライバーとして雇われたイタリア系白人トニーとのロードムービー。
ボスが黒人というだけでも奇異な目で見られる中、いろんな不愉快な目に遭いながらも、旅が続いていきます。
その中で、もともとは差別主義者だったトニーが、ドクの高潔な人柄や寂しさに触れて、変わっていく過程を描いたものです。
ドクもトニーとの旅で、我慢して耐え忍ぶ勇気だけではなく、NOと言う勇気を身につけていく。
重くなり過ぎず、軽妙なセリフでコミカルに続いていくので、途中笑い声が広がっています。

トニーの奥さんの最後のセリフにウル(涙)
世の男性は、女性は賢い(笑)と思い知ることでしょう。

いま、自分と違う他者に対して寛容でない方向に向かっているから、こういう映画は多くの人に見てもらいたい。 
差別や偏見の愚かさを伝える映画が、作品賞を受賞したことはアカデミーにあっぱれ。

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女王陛下のお気に入り

2019-03-24 | カルチャー

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友達と一緒に映画に行って、感想を語り合いながらおしゃべりするのはとても楽しいひと時です。

・・・・が、お互いの都合が合わずに、観たい映画を見落とすのはもったいないので、そんな時はサッサッとソロ鑑賞。
1日に1回のみ上映、それも昼間のみなんてことになると、サラリーマンが誰かと都合を合わせるのは絶望的だもの。

主演のオリヴィァ・コールマンが今年度のアカデミー賞主演女優賞を受賞した『女王陛下のお気に入り』

王宮ものはたいてい陰謀渦巻くので、残虐シーンが多いんじゃないか・・・ちょっと尻込みしたのです。
でも本作紹介文に『歴史コメディ映画』とあったので、コメディなら大丈夫か、と出かけてみれば・・・・・


コメディなんかじゃなかったよ。
R12指定だから、Rが付いた時点で疑うべきだった。
ただ残虐なシーンや血みどろ感は無かったので、ほぼ全編目をつむることなく鑑賞できました。ハラハラドキドキはしたけど。

あぁ面白かった。ドラマを見たという映画でした。
女王陛下の側近の地位を2人の女が争う。一方は絶大な権力を誇る侯爵夫人、一方は侯爵夫人のいとこなのに没落した貴族の娘。

この2人の出演シーンが多いので、女王役のオリヴィア・コールマンが主演でいいの????
・・・・とおもったけど。

オリヴィア・コールマン怪演でした。アカデミー主演女優賞も納得。
女優ってキレイに見せたいという気持ちを捨てれるのね。肥満でエキセントリックで寂しがり屋であまり頭の良くない女王(17回妊娠して17人を死産・早産・夭逝)。観客の反感と共感の両方を持って行ってしまいました。

『LA・LA・LAND』の主演女優エマ・ストーンが、没落貴族の娘役。
明るい印象のファニーフェィスなのに、どんどん凄みが増していく様子が、こちらもさすがアカデミー賞主演女優賞。しかも一瞬、脱ぎます。スターになってもあっぱれ女優魂。

侯爵夫人役のレイチェル・ワイズがまた凄みがあって。レイチェルって、かの現在007ジェームズ・ボンドのダニエル・クレイグ様の奥様ですよね。
なんて、なんてクールビューティな夫婦。自宅でご飯を食べる時も、いつでも凶器になるようフォークとナイフがピカピカに違いない。

女優3人の競演ぶりに圧倒されて、出てくる男優陣のなんとコモノに見えること。
女性の逞しさや凄みを見せてくれるドラマチックな映画でした。非日常にひたるひと時に、お薦めです。



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全編ディスりの『翔んで埼玉』

2019-03-13 | カルチャー

 

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一日じゅう雨が降り続いた日曜日、オットと『映画でも見に行く??』となり・・・・大ナンセンスギャグ映画『翔んで埼玉』を観に行きました。
原作は『パタリロ』の魔夜 峰央ですから『パタリロ』の世界がダメな人には、受け入れがたい映画かと。
幸い(何が幸いなのかはわからん)ワタクシは『パタリロ』にはなじんでいる。

GACKTtが高校生役???二階堂 ふみが男装???麻生久美子とブラザートムが夫婦???どひゃあ~武田久美子じゃないか!!などなどの違和感はイチイチ解析不要。
キャラが立ち過ぎているGACKTは、こんな使い方があったのか!!と、目からウロコでした(笑)

にしても、こんな埼玉をディスってよいのか・・・・
良いんでしょうよ。埼玉では大ヒットしてるようだから・・・


これはギャグ漫画を実写化したものだし、しかも原作者はあの魔夜 峰央だし。
大人も子どもも声出してわらってましたが、特に小学生らしき観客に大ウケしてました。そういうタイプの映画だと思ってもらったら。

ワタクシの前の席の若い女性は特に大きな笑い声を立てていたのですが・・・・館内の照明がついた途端、隣にいた彼が『ぜんぜん笑えなかった。この映画面白いか??』とその彼女に尋ね、彼女がムッとしていました。
笑いのツボが全然違うと、交際は難しいんじゃ。あの2人、そのうち別れるかもしれない。

    
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『パン旅。』始まっちゃったよ。

2019-03-05 | カルチャー

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糖質制限は、もうやめた、やめた!!

だって、よりによってあの番組が始まっちゃったんですもん。
パン好きで知られる女優 木南 晴夏さん(あのイケメン玉木 宏の奥様)が、いろいろなパン屋を訪ねるNHKのドキュメンタリー番組『パン旅。』

ときどきNHKにワタクシの頭の中をのぞかれてるんじゃないか??と、思うくらいドストライクの番組を次々に仕掛けてくるから、NHKに受信料払うことになんの躊躇も無し。

(木南 晴夏さんの公式サイトから)

1週間白ご飯を食べないのは全然ヘーキなんだけど、数日パンを食べないと・・・・これが辛い。
糖質制限中だからとパン屋さんに近づかずにいたら・・・こらえきれなくなって、ものすごく久しぶりに自分でパンをこしらえてしまった。(実は、過去にパン・ケーキ教室には3年間通った結果『私の腕前じゃ買ったほうがいいわ』と悟った)

『パン旅。』を見ていると、次から次へとこれでもかというくらい美味しそうなパン屋さんが登場するので、もうパン好きにはたまらんです。
こんなパンが!!こんな製法が!!こんな素材を使って???こんな場所に???毎回、驚きの連続。
パンの沼は広くて深くて、なかなか抜けられないのです。

こんなん見てたら糖質制限なんてやってる場合じゃない、という気になる。

パン好きなかた必見の『パン旅。』不定期放送ですが、本日3月5日より、放送予定です。画面から小麦が匂ってくるから。


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半年待って、2日で読み終わった『あきない世傳 金と銀』

2019-02-22 | カルチャー

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大好きな高田 郁のシリーズ『あきない世傳 金と銀』の第6巻が発売されたのを知ったのは数日前。

すぐに本やさんに走り、小躍りしながら読みはじめて、2日で読み終わりました。
前巻から半年待っての待望の新刊。
たった2日で読み終わるのは、あぁもったいない。読み終わるのは惜しいのだけど、先が知りたくて、ページを繰る手が止まりません。


時代小説には、とんと興味がなかったのに、高田 郁の『みをつくし料理帖』シリーズに出会って以来、これだけは別。
実は、このシリーズ累計300万部を超える大ヒット作です。
この出版不況にあって、300万部ってすごいよね。

高田 郁が『みをつくし料理帖』シリーズ完結後に始めた『あきない世傳』シリーズがこれまた面白くて、いつも次回作が待ち遠しくて。
心根の美しい人達が、苦心して、苦心して商いを成功させていく出世ものですが、何度も感激して涙ぐみそうになるので、通勤バスの中では、周囲に気づかれないように気をつかいます。
かわいそうで涙が出るのではなくて、登場人物たちの心映えが優しくて感動して流す涙なので、気持ちが洗われるよう。

ぁ、また次回作発行までに、また半年待たなければ。
その前に、もう一度、6巻を今度はじっくりと再読しまーす。


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