石坂ファームハウスの『都会の田舎をおすそ分け』

多摩丘陵の自然豊かな里山から、その恵みを大切にした農家の暮らしをお伝えします

我が家の田植え

2018年05月30日 | 田んぼ・お米作り講座
石坂ファームハウスの田んぼは3つに分かれています。谷戸田の小さな田んぼです。
今日、2つ目の田んぼの田植えが終わりました。3条の田植え機で2時間ほどかかりますが田植え歴の浅い私とボランティアさんたちとで終えられたことにホッとしました。どのタイミングで田の水を抜いて田植えを行うか…経験を重ねないと田んぼの癖などもわからない、私も年月をかけこの谷戸田の田んぼを維持していきたいと思っています。
お米つくりは字の中にもあるように88の手間をかけて作る作物だと言われるほど作業の数は多いです。田起こしに始まり三分の1くらいの作業はこなしてきたでしょうか。私一人ではとても作業は担えなく、助けて下さる方・支えて下さる方に本当に感謝です。

今朝は6時頃にさつま芋の苗も畑に植えました。少量多品目を栽培する小さな農家、色々育てています。

ズッキーニも収穫が始まりました。だんだん収穫作業が増える時期になりました。初物キュウリもシャキシャキでとても美味しかったです!

【お米つくり講座 第1回】
2日 お天気は曇りマークが出ています。太陽が出ていると水面の照り返しがあるので、曇りがちょうどよいです。体験用の田んぼは写真の左側になります。
お願いですが、お手洗いは駅や公園でお済ませください。また、履き古した靴下は足の保護になりますのでご用意ください。
大根とキャベツ・カモミールが収穫タイミングです。数に限りがありますが体験したい方は当日、お申込みください。

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あら代・代かき、田植えの前

2018年05月28日 | 田んぼ・お米作り講座
トラクターでの田の耕耘は例年3回行います。春に田起こし。田植えの前に水を入れて荒くトラクターで耕すのがあらし代。田植え前に苗がトロトロの泥に植えられるようにトラクターをかけるのが本代。
あぜ塗り機も数年前から導入していますが、今年は見様見真似で作動したら手でくろ付け(田んぼの水が漏れないようにダムの役目をする)するよりも大変になってしまいました(笑)機会に振り回された感じです。来年は今年の苦労が無駄にならないように、更にもう一回トラクターでの耕耘を増やしあぜ塗り機を使いこなしたいと思います!…一年に1回だけのために機械を所有していますが、全てを手作業という大変さがわかるだけに重宝していきたいと思っています。

本日はボランティアさんたちと一緒に肥料を蒔いたり、苗を運んだりしました。明日、我が家の田植をします。いまだに1番上の田んぼの水が張っても一日すると退いてしまうという状態。苗を育てていた場所のくろ付けがまだだから水のたまらない原因かもと思い急遽行いました。ビニールで覆われている訳でもなく、多少は仕方がないと完璧でないこともありだと思わないと・・・少しずつ田の水がなくならないように用水の水を入れるしかありません。頑張ってもダメな時、あきらめも肝心。…と言えば畑のスイカもこの10日ほどで10株ほどがすべて枯れてしまいました。青枯れ病かな?風にあおられて菌でも入ったかな?肥料焼けしたのかな?すでにある程度大きくなっていたのでとても残念ですが、潔く諦めないとならない時も。もう少し早い時期なら苗も売っていますが、この時期にはありませんでした。今年はスイカが少ないけど、来年は沢山出来るようにしたいと前向きに!

昨年、農園を利用していた若いママが「やさい育てるの子どもより大変かも!」と言っていました。思うようにならないことは同じかもです。
私は野菜作りの仕方ないは受け入れているのに子育ての仕方ないにはシビアなので、もう少し寛大ならないいけないのかなと反省です。

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苗の様子

2018年05月25日 | 田んぼ・お米作り講座
気温が低い日もあり、今年はビニールトンネルをかけて育苗しています。
田植えの日までにある程度の大きさにしないと水を張った時に水没してしまうことも。
ある程度の水位を保つために、用水の水口の調整もなかなか決まらず・・・。泥や土のうで高さ調整、決まるまでが難しいです。天気の良い日は水の蒸発もあるので朝昼晩田を見回り水を入れたり止めたりします。

昨日は田んぼを虫取り網を持って歩く子どもの姿を見かけ「!!!」
もし、苦労して決めた微調整を動かされてしまったらっ!と急いで田んぼへ。
田んぼ5月中旬から9月ごろまで【用水の水は田んぼに必要なので、ここで遊ばないでください】の張り紙をしています。
田んぼにはオタマジャクシやアメンボ、カエル、バッタ・トンボ様々な生き物がいます。田んぼは子どもたちの興味のある生き物の宝庫です。
オタマジャクシを捕まえるために田の水を保つためのあぜを壊したり、苗を倒したり。稲穂の上を飛ぶ田んぼを網を振り回し稲を折ったり…。子どもたちの目的は純粋です。でも、田んぼは私たちの仕事場であり子どもたちの遊び場ではありません。このような場所で子供を遊ばせたいと思う大人は多いと思いますが、農家の田んぼについてもご理解いただけたらと思います。

田んぼのお米つくり体験もこのような機会を通して農家の思いを皆さんに伝えられたらと。稲刈の日は作業よりもバッタとりに夢中の子どもも多いです。このような体験の日は私たちも田んぼの稲刈りは終わらせておきます。「ダメ」などリスクと注意を少なくしておきます。
普段の時は「苗が倒れてしまうからダメよ」「あぜが崩れてしまうと農家の人が困るのよ」と多くの大人の方が子どもたちに諭しながら田んぼについて教えてあげれるようになれば…増えていただくと嬉しいです。
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育苗…田んぼに苗箱が並びました!

2018年05月14日 | 田んぼ・お米作り講座
もみ撒きをしてから1週間、数日前に気温が低く苗が発芽するか心配でしたか今日箱を並べる作業をしました。
うるち米ともち米が混ざらないように並べ、5月末まで15センチくらいまで育てます。
水を張った田んぼを目指して、カモが毎年やってきます。今日も2羽のつがいが早速そばを歩いていました。苗の上を歩かれたら大変です。周りに網を張ります。
田んぼの水を入れる用水の管理もこれから稲刈り1カ月前まではずっと続きます。昨晩のような1時間に10ミリ近く降る雨の時は田んぼに水が入りすぎてしまうので水口を止めたり調整します。

水を張ると夜はカエルの声が倉沢谷戸ではBGMのよう。こんなのどかな場所ですが、東京です(笑)色々な生き物がいて、悲鳴を上げる時もありますが自然界の仲間です。益虫や害虫、今年はオオミズアオが大発生の気配ですがそんな年もある・・・と受入れないと。
昆虫好きのお子さんにはレア昆虫だと思いますので図鑑でお調べください!
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ゴマの種まきの時期です

2018年05月10日 | ゴマオーナー
寒いこの数日、畑の野菜は大丈夫だろうか・・・と心配になります。この5月の時期にこの寒さは異常です。これから夏に向け作物が例年通り育つのか気になるところ。
雨降りが邪魔して、作業も進まず。さつま芋の苗だけは切っておき、いつでも植えられる状態に。(と言っても畑の準備はまだできておらず。我が家は米ぬかやわらを入れるのでやることが多いのです)さつまいもの苗を取らないと、次の苗が育たないそうなのでとりあえず切りました。来週植え付けできると良いのですが。

そして5月19日はゴマオの種まきをします。ご興味のある方はぜひ、オーナーになってご参加ください!詳しくは4月23日掲載のブログをご覧ください。
ゴマの種まきの日はゴマをまず改めて味わてもらおうと「ゴマ炒りとすり鉢でゴマ潰す」体験をしていただきます。大きなすり鉢でゴリゴリと、つぶれるゴマが良い香りです。炒りたてのゴマの香りの高さに驚いていただきたいと思います。子どもたちは蒔く種も食べるゴマも一緒なの???となるところが面白い。

お茶摘みもお申し込みは明日までです。

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お茶摘み体験と製茶指導

2018年05月04日 | 体験講座
キュウリ・スイカ・まくわうりの苗を植えました。例年より高温のため、ビニールトンネルにするか寒冷紗にするか・・・など迷います。とりあえず、植え付け直後は風も心配なのでビニールトンネルを張りました。
なんだか、このところ風の吹く日が多く困ります。マルチ張りの作業はたいていの場合風の吹かない午前中しますが、今日も邪魔な風が吹いていました。下手するとせっかく張ったマルチがすべて吹き飛ばされていることも。

耕したばかりの畑も雨が強く降ると固くなってしまいます。クワで畝を作るのに楽ではなく、トラクターでの耕耘のタイミングと植え付けの準備のタイミング、段取りが重要になっていきます。でも雨も降らないと困るので、自然相手の仕事の大変なところ。

【お茶摘みと製茶指導】

新茶の季節になりました。この2年ほど我が家でのお茶の作業は農作業が忙しく出来ていません。畑作業しながら横目で、お茶作りをする時間があれば…と。なにせ、刈り込みで半日、蒸し作業で半日、火を入れる作業で1日、翌日はふるいをかけて「細かい・普通・粗い」と仕分け。およそ3日間お茶作りに時間を要するのです。それも、大勢の方の手伝いがあっての話です。
我が家でできないのだったら、「お茶は買うもの」と思っている方に体験してもらいたいと数年前から始めました。当時は1度摘み採りした後に伸びた2番目の葉でしたが今回は1番の葉です。春先に刈り込みしたお茶は綺麗に葉が伸びています。摘むのは一芯二葉です。家庭でも出来るお茶作りを指導します。ぜひ手作りのお茶作りに挑戦してください。いも羊羹のようにあまい農園の蒸かしイモをお茶うけにしながら新茶を味わいましょう。

●日時  5月12日(土)雨天翌日 10時集合 11時半ごろ解散
●参加費 1名2,500円(製茶体験・新茶試飲・蒸かしイモ・500g生葉の持ち帰り) 
     見学同伴者・3歳~ 1名1,500円(製茶体験・新茶試飲・蒸かしイモ)
●持ち物 生葉を摘んで持ち帰る紙袋・水筒・帽子・手袋(細かい作業のできるもの) ※長袖・長ズボンの服装でお越しください
●申込み メールでお名前・連絡先・参加人数・駐車場利用の有無 をお知らせください。11日まで受付します。

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籾浸け

2018年05月01日 | 田んぼ・お米作り講座
毎年、4月の最後の日に種もみを水に浸けます。お米つくりの準備です。
昨年の稲刈りして脱穀した籾をうるちともち米を保管。水に浸けて発芽しやすい状態にするのです。
今年は初めて塩水での籾種の選別を行いました。塩水に浮く籾は除き、沈んだ籾を種にします。
種もみは毎日水を変え(ガスが発生するので独特の匂いがあります)、5月6日辺りで例年籾を蒔きます。

連休は天気など様子を見て育苗箱という籾を蒔いて育てる箱に土を入れます。土は発芽が揃うように平らに入れなくてはいけません。かなり、気を遣う仕事です。

5月は畑と田んぼと作業は平行。まだ苗床で自家育苗したスイカもトマト・キュウリ苗も植え付けできていません・・・。地温があがるとバジルや赤シソ・青しその種まきもあります。毎日植えるタイミングを見計らい苗のお世話をする忙しい時期です。発芽して、双葉が出て本葉が出て…と成長を見ているとすべての苗がとても大切です。畑での本領発揮に期待です!







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