石坂ファームハウスの『都会の田舎をおすそ分け』

多摩丘陵の自然豊かな里山から、その恵みを大切にした農家の暮らしをお伝えします

お米つくり講座 最終回のお餅つき

2019年01月28日 | 田んぼ・お米作り講座
4回目お米つくり講座の、お餅つきを行いました。
稲刈りから約半年、季節の移り変わりを感じながらお米の出来るまでを体験していただきましたがいかがでしたでしょうか。
農家として、『農業』が身近でない方々にどのようにして伝えたら分かりやすいか、効率が良いか、危険でないか・・・など毎年反応を見ながら考えます。農家の思い込みで、伝わりにくいこともあるかと思いますが「田植え」「稲刈り」「わら利用法・リース作り」「お餅つき」の4回の体験を通してして、また農園に足を運ぶこと『農業』が身近になっていただけたら嬉しいです。

蒸したてのもち米、なかなか食べる機会がありませんがいかがでしたか?野菜たっぷりのお雑煮は美味しかったですか。
もみすり体験コーナー・・・風が強かったから端っこ過ぎて皆さん気が付いたかな?
裏山の落ち葉掃きがなかなか終わらないうちに、大風が吹くのでまた葉っぱが散らかりはじめたので裏山遊びはこの日はなし。でも、葉っぱが踏み崩されてしまうと落ち葉が掃き集めにくくなってしまい作業が出来ないので。そんな事情も子どもたちに説明するとちゃんとわかってくれます。

・・・≪収穫≫だけが農業体験だと思われがちですが、それは本当の最後の部分で良いとこどりだという事。もっと全体を見て時間をかけて作物が育つことや四季の移り変わりを農園を訪れる度に違う事など知って感じてほしいと思います。

今年度、ご参加の皆様ありがとうございました。
また4月中旬に31年度のお米つくり講座の参加者を募集いたします。是非またご参加ください。

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まゆだま

2019年01月17日 | 生活
蚕の神様をまつる行事が14日にありました。我が家が昔お蚕をしていた時期があったからでしょう。お団子を蚕のまゆだまに見立て樫の木に刺します。ミカン(今年はキンカン)も刺して飾ります。この日のための掛け軸もあります。翌日のどんと焼き(賽の神)に持って行き焼くのが習わしです。
近年は祭日も月曜日になってしまったりで本来の日にちに出来ないのが残念。

行事は食べ物と関係が深いです。昔はそれほど食べものも豊かでなかったので神様を奉る行事には特別の日だから食べることも楽しめたのかもしれませんね。

※お米作り講座のお餅つきの詳細は1月13日のブログをご覧ください。
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お米つくり講座 4回目 お餅つき

2019年01月13日 | 田んぼ・お米作り講座
昨日は近隣の幼保園のお餅つきでした。
小雪のチラつく中、子どもたちは大はしゃぎ。温かいお餅と汁物、身体が温まります。お餅は冬に食べるイメージですが、我が家ではのしもちを冷凍して1年中食べています。お餅を買って食べる人にとっては、冬の食べ物ですね。餅をつく音・掛け声・・・寒空の下、温かいお餅を食べる風景は印象的です。子どものころ見た・感じた季節・伝統行事は大人になった時ふとした時思い出す原風景になります。年末に我が家を訪れた40歳代後半の男性が「この場所は子どもの頃の風景を思い出す」と。周辺環境が変わろうとこの場所は私もこのままであってほしい。訪れる子どもたちが大人になった時も変わらない場所であるようにしたいです。
この日のために園長先生が学童の子どもたちを連れて裏山の落ち葉掃きのお手伝いを数日間してくれました。昨日は歩きやすい、落ち葉を掃いた場所で裏山遊びが出来たようです。

≪お米つくり講座の4回目 ≫ お餅つきのお知らせです。

田植えから約半年。やっと植えたもち米を食べる4回目講座です。食農体験の最終回はお餅つき。あんこ・きな粉・大根おろし・お雑煮、4種類のお餅を用意します。まず最初は蒸しもち米をの試食をしましょう。子ども用の杵でお餅つき体験もできますので、冬の伝統行事を体験しましょう!

●日時  1月26日(土)10時集合 12時ごろ解散 雨天翌日 ※天候による開催判断に迷う時はブログに掲載、ご覧の上お越しください。
●持ち物 おわん・おはし・おさら・飲み物・敷物・収穫物をいれる袋(畑の状態が良ければ大根の収穫体験ができるかも・・・)
※駐車場利用を希望の方はメールでお申し込みください。(台数制限あり)
※不参加の方はご連絡お願いいたします。


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防寒対策

2019年01月10日 | 日本ミツバチ
今日は寒い1日でした。外の水道が凍って水が出ない状態・・・。
1日ブルーベリーの剪定をしました。

裏山のミツバチは、防寒対策のためブルーシートを巻いたりゴザを巻いたり。12月の上旬に活動していない巣箱の様子が気になり相方に覗かせたら刺されてしまったので慎重に作業。春にはちゃんとどの箱も元気に活動してくれるかな・・・と心配になります。この時期、エサも少ないしあまり活発でもエネルギーを消費してしまうからじっとしてくれているほうが良いそうです。

畑のオータムポエムが黄色い花を咲かせているので、花粉運んでいるのかなと見ていますが来ていない様子。花の少ない時期にどこの花粉を運んでいるのか気になります。

今年はハチにとってもどのような年になるかな。昨年は分蜂回数が通常よりも多かったので『子孫を残すために何か異常気象などを察知しているのだろう』との予想を家族と春先にしていました。猛暑・大型台風を自然の中で暮らす野生のハチは早くも感じるのでしょうね。人間にはそのような感覚はマヒしてしまった様ですが。でも空の様子を見て、風の向きや温度変化で明日の天気・今日の天気を予想したりすることは天候に左右される農業にとって重要です。春になると秋まで天気予報を1日何度も見る生活、風が強いか・雨が降るか・気温は高いか低いか。

ダメならダメで、仕方ない。と思いながらも頑張って自然とむきあっていける1年にしましょう。
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お手伝い

2019年01月05日 | 生活
本年もどうぞよろしくお願いいたします。都会の田舎、おすそわけ・・・が出来ればと思います。

4日仕事始めは裏山のお落ち葉掃き。年末に2日ほど落ち葉掃きをしましたが、風でだいぶまた散らかされてしまいました。
そんな時、お正月も明けて暇をしている・・・頼ってしまうのが子どもたち。テレビゲームの時間を交渉して、午前中はしっかり作業を担ってもらいました。
熊手も落ち葉を入れる袋もすべて子どもの身長より大きい、しかも落ち葉を入れると相当重い。山の斜面を掛け声掛けながら協力して運び出しました。畑にある落ち葉の山に袋から出すときは、大はしゃぎでまき散らし『あと仕事が面倒だから頼むのではなかった』と思いましたがお手伝いしてくれたことにまず感謝。「あと少しで終わるよー。頑張ろう!」と午前中の仕事をやり終えました。

農家の子どもは、親が強引に手伝わせるから将来農業をやりたくなくなるのだと思います。自分も親になって、子どもの大した力でなくても手助けしてほしいという気持ちが分かるようになりました。親の力になりたいと思ってもらえるようにどう導いていくかは自分次第。

お手伝いを通して、仕事の段取りや作業の意味・達成感や感謝される喜びなど子どもたちには分かってもらいたいです。それは農業に限らず。

落ち葉も自然の恵み。大変な作業ですが、またこれから始まる野菜作りの一年のため。

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