石坂ファームハウスの『都会の田舎をおすそ分け』

多摩丘陵の自然豊かな里山から、その恵みを大切にした農家の暮らしをお伝えします

年末のお餅つき

2018年12月30日 | 生活
毎年、我が家のもち米でお餅をつくのが恒例です。
前日の夜中に水に浸け、朝6時半ごろからカマドに火を入れます。早朝の外の寒さは何とも厳しく凍えます。

お餅を「のす」のも、上手になりました!何事も経験ですね。…ちなみに手合わせは苦手です。

翌日は切り餅作業。切るタイミングは早すぎても、遅すぎでもお餅が切りにくいのです。この時あられも切ります。母の作るあられ(かきもち)は絶品です。長い期間、じっくり乾燥させるのです。

お米を作る農家だからこそ、暮れのお餅つきは一年の農業が無事にできた事への感謝の気持ちもあります。良かった…例年通りに実り・収穫が出来、お餅として食べることが出来て。今年のお餅が美味しいのは色々な思いや気持ちが混ざっているから。沢山の方の力と助け、応援が頑張りになりました。




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わらリース作り作り【お米講座第3回】

2018年12月16日 | 田んぼ・お米作り講座
稲刈りをしてから約2カ月。季節は冬になり、裏山の葉も風が吹くとひらひら舞って雪みたいで何ともキレイ。
稲刈りの後は脱穀・もみすりを行い、わらは年末用のお飾り作りにと活用します。

わらすぐり・・・根元のはかま葉を取り除きます。
わら打ち・・・・わらを柔軟にするために木鎚で叩きます。
なわない・・・リースは太いので2人一組でねじりながら行います。

固く結ぶ箇所は本当はとっくり結びをしてもらいたいのですが、なかなか指導しても難しいようで出来る方は少ないです。でも、締め上げると戻らないこの結び方は出来るようになると重宝です。

みなさん思い思いに完成させました。お飾りは年神さまをお迎えするために準備するものです。手作りの心のこもったお飾りで良い年をお迎えください。

田植え・稲刈り・わらリースという流れでお米作りの3回目の講座が終わりました。次回は1月26日(土)10時集合です。詳細はブログに掲載いたしますのでご覧ください。

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JA越後ながおかの農家の皆様

2018年12月10日 | 農業視察
先日、新潟のお米農家の方々が我が家に視察に訪れました。数十ヘクタールという規模のお米農家の方々です。我が家の猫の額ほどの小さな田んぼに驚かれたかも(笑)

消費者と生産者の距離が近く、食農教育というかたちでお米が出来るまでを体験を通して教えることは大規模農家には出来ない事。わらは脱穀と同時に粉砕、なのでわら細工もみなさんほとんど未経験。またすり鉢でもみすりを体験させお米が白米に変わるまでを分かりやすく体験できるコーナーを紹介すると「なるほど、へえー」と感心されていました。皆さんはお米つくりのプロの方々です。美味しく品質の良いお米を育てることが専門です。でも消費者の方々に伝えたくても大規模農家にはそのような時間もないのが現状です。

私は都市農業は日本の農業を知ってもらう小さな入口の役目を持っていると感じています。同じ農業を担っていても規模の小さな都市農業は生産性が上がりません。だからこそ、農業の分業で身近に気軽に農業を理解してもらうためにもあえて我が家は農家らしく古き良きを保っていけたらと思いました。スマート農業もITに頼るのも人手の削減や効率・生産性につながります。でも、天候や伝統、その家独自の農法などを行う伝承農業が無くなることになります。時代を逆行する農家があってもいいのかも・・・。かまどや古井戸を復活して設置したことも、昔の農家らしさを追及し便利過ぎるこの時代にあえて不便なものには停電も無関係で生き抜く事ができるアイテムでもあると認識してもらえる機会になればと。

今回のように地域の違う農家仲間のお話は私たちにも色々な情報を与える機会になります。里芋も貯蔵法や、畦に適した草刈りしやすい草、かりんの事、用水にいる小さな魚(今まで気が付かなかったのですがオイカワ?がいるとのご指摘)・・・。こちらもまだまだ色々なお話聞かせていただきたかったです!久々に、「日本の農業・頑張っていこう!」と思いました。

※15日のお米つくり講座の詳細は12月上旬のブログに掲載、ご覧ください。
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旬の食材を沢山食べよう!【新ゴマ入り大根餅つくりとキウイジャムつくり】

2018年12月06日 | 自然の恵みを楽しむ会
色々な種類の冬野菜、今畑では多品種の野菜が収穫できます。今年は自分がどのくらい出来るか試して作付けしたので、量は少なく自家消費分ですが。手が回らなく、ゴボウや三つ葉の種まきが出来ず…来年こそは段取り良く出来ればと思います。

スーパーでは一年中出回る野菜の一つ、大根。春まき・夏まき・秋まき…という具合に季節に合った品種の種があるので1年中色々な品種が出回っているのです。でも、冬の大根が一番おいしいと言われています!
農業体験農園では4品種種まきしました。赤大根・ミニ大根・青首大根・三浦大根です。しかし、「1本収穫するとなかなか食べきれない。」という声を聞きます。皆様はいかがでしょうか。
でも大根餅にすると、簡単に半分くらい食べきれてしまいます。しかも簡単で美味しいのでおすすめです。ぜひ、採れたての大根で大根餅作りをしませんか。今年採れた新ゴマも加えて栄養価も更にアップ。
キウイも11月末に収穫したもので、ジャム作りをして出来立ての甘酸っぱいキウイジャムを味わいましょう。

●日時 12月9日(日)10時集合 12時ごろ解散 雨天中止 
※開催判断に迷う時は当日6時半ごろブログに掲載しますので確認の上お越しください。
●参加費 お1人2100円 (3歳から)見学同伴者も参加費をいただきます。※新ゴマ1袋50g・キウイフルーツ4個のお土産付
●持ち物 お皿・おはし・スプーン・収穫したものを入れるビニール袋
●お申込み 8日お昼までにメールでお申し込みください。
●大根の収穫体験は別途1本200円で行います。

調理メニュー 大根餅・ゴマ炒り・キウイジャムとヨーグルト


【お米つくり講座 第3回のワラのリース作り】詳細は11月30日ブログをご覧ください。
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裏山の手入れ

2018年12月03日 | 生活
昨日、今日の2日間大勢の方の力を借りて裏山の台風後の枝拾いがほぼ終えることが出来ました。長く関わりのある幼稚園のお父様の会とその家族の方々と農園の利用者さん、日野市役所の緑と清流課の職員の方々、本当にありがとうございました。
大きな倒木は手付かずですが、落ち葉掃きの前の作業は例年通りの年末あたりから出来そうです。

昨日は力のあるお父様方に切り倒して積んであった竹を運び出していただき、子どもたちやお母さま方には枝拾いなどお願いしました。毎年お餅つきの後、子どもたちは裏山で遊びます。いつも遊ぶ場所が枝を拾い落ち葉を掃いて…人の手が入ってキレイにされているから歩きやすいことも今日の活動を通して分かっていただけたようです。

作業の後はみなさんに外の釜で茹でただけの里芋をお出ししました。「おいしい!甘い」と子どもたちは沢山食べていました。たくさん体を動かして、家族や仲間と協力しての達成感、お腹がすくことは食べものがいつもより美味しいはず。家庭の食卓に里芋が茹でただけで乗っていても絶対に子どもは食べないはず(笑)飽きずに2時間、子どもたちも一人前にお仕事が出来ていたことが嬉しかったです。

本日は緑と清流課の方々のお力で、昨日集めた山盛りの枝の束も竹も夕方にはすっかり片付きました。

モミジがヒラヒラと落ち始めました。枝拾いが終わったので、安心して紅葉した赤いモミジを眺めることができます。

我が家は家族経営の昔ながらの農法を行う小さな農家。一般的な農家は野菜作りだけが仕事ですが、我が家は違います。一年の農作業の中には山の手入れや落ち葉掃きもあります。落ち葉をたい肥に利用するので、山の手入れは欠かすことができません。今年は思いもよらない被害や予想外の作業も、沢山の方々のお力で乗り越えられたことに本当に感謝いたします。

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