石坂ファームハウスの『都会の田舎をおすそ分け』

多摩丘陵の自然豊かな里山から、その恵みを大切にした農家の暮らしをお伝えします

農業体験農園の様子

2020年05月29日 | 高齢者体験農園・三世代農園
高齢者農業体験農園、三世代農園の畑も春夏野菜が全て植え付けや種まきが終わりとても畑らしくなりました。今年は自粛生活を強いられる中、野菜のお世話をしに子どもたちと畑で過ごすには最適な場所だったのではと思います。もちろんマスクをしてになりますが、野菜の成長を見守りながら草むしりや収穫、外の空気を思い切り吸って親子での共同作業。「子どものために畑を利用していて良かった」という声も多く聞かれました。また高齢者の方も「畑に来て野菜の世話をしているとコロナの事を忘れるよ」と。守りに入る予防も大事ですが、外に出て活動し太陽の光を浴びて適度に体を動かすことは免疫力を上げる効果があると言われています。畑が利用者の方々のお役に立てとても嬉しいです。

一時、スーパーでも輸入野菜・国産野菜が品薄になりました。流通が止まれば、食べ物を買うことが出来ない事態になるのです。しかし、自分たちで自分の食べる野菜を自給する事はその心配がないのです。気持ちの余裕も生まれます。少しでも農業や食料自給率、地産地消について意識する機会になってもらえればと思います。

サニーレタス・水菜が収穫できました。柔らかな葉の鮮やかな色に喜びの声が聞こえます。育てる喜び・収穫の喜びを共に感じられることが指導する農家としてやりがいを感じます。
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田植え準備、荒代

2020年05月27日 | 田んぼ・お米作り講座
例年なら、「お米つくり講座」の日程にあわせて苗にビニールトンネルをかけて温度をあげて生育することもあるのですが今年はそのまま。苗の生育に合わせて田植えをすることにしました。人間の都合に合わせるのでなく、作物の都合に合わせることができるのはちょっと嬉しい。

先日、田んぼの周りに水持ちをよくするための『くろ付け』をしました。これは練った泥をペタペタ水際に泥の壁を作るあぜ塗りのことです。義兄曰く農作業の中で1番きつい仕事だと・・・。水を含んだ泥は重たく、足はとられるし転ばないように踏ん張るので全身疲労が半端ない!
上手にできたかはさておき、人力箇所と「あぜ塗り機」との併用でどうにか1日かからずに終わりました。

あぜが塗れると本格的に田んぼ一面に水を張り『荒代かき』をします。田起こしの後、水を張った田んぼをトラクターがけします。田起こし後の粗い土の塊をほぐすこと、田んぼを平らにすること、除草の意味があります。トラクターに乗っていると、ミミズが結構いるな・・・カモが縄張り争いしていたり・・・セキレイが田んぼにいる虫をついばんでいたり。彼らの自然界に自分も身を置いているような気分です。後ろを振り向きながら、深さをみながらと試行錯誤の田んぼ内のコース取りです。平らにすることに集中しすぎてかき混ぜすぎてしまったような。大丈夫かな?
田植えの2~3日前には『代かき』を行います。もう一度、トラクターかけをしますが今回は田んぼが平らになることが目的。田植えの際、平らでないと水が均一にならないからです。荒代かき過ぎているようだから、さらっと仕上げてつじつまを合わせるか・・・。

田植えの予定は6月6日です。今年は申し訳ありませんが、田植え体験は行いません。見学は道路からできますので、お時間ありましたらお越しください。また2番茶摘みと大根抜き体験、庭先販売でお野菜をどうぞ。

※【2番茶摘みと大根抜き体験】
日 時 6日、7日 10時集合 12時まで畑でお過ごせますのでお弁当持参ください。 
料 金 お1人1500円(摘み採りしない同伴者は500円)
    大根抜き 1本200円
持ち物 紙袋(お茶の葉が蒸れないように)、長袖・長ズボン・帽子・飲み物 他
申込み 5日お昼ごろまでにメールで。①代表者お名前、②人数の内訳(参加、同伴)、③駐車場の利用の有無
      
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新茶を作る

2020年05月23日 | 畑から
畑の作業をしながら、お茶の葉が良く伸びている事を気にしつつ、今が摘み時。真剣に新芽の先端を摘んでんいても、「一芯二葉」はかさが増えない。手摘みはとても時間がかかります。
しかも、乾燥させると5分の1のかさになってしまいます。

少しだけ摘んで、新茶を楽しむためにホットプレートで釜炒り。とても良い香りがし、癒されます。
数年前は作業の手も多かったので毎年、大きなホイロで炭を使って自家製茶していました。しかし、この数年はこれが出来ていません…。でも、5月の中旬はお茶作りをしていたなあと思い出しながら初夏の恵みを楽しみます。

お茶の葉は加工の工程を変えれば「紅茶」になります。市販品の味とは違いますが、オリジナル感たっぷりで作る度に味が違うのも面白い。

30日、31日、10時から【1時間お茶の葉摘み放題(カモミール) お1人1500円】お申込みお待ちしております。

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育苗中、苗の色が変わりました

2020年05月19日 | 田んぼ・お米作り講座
苗の色が緑になり、この先は背丈が20㎝くらいになるまで育苗します。
「青田から飯になるまで水加減」
と言うことわざがあります。本来は田植えをしてからの青田だと思いますが、私からすると育苗から既に水加減が常に気にしなくてはいけないところ。
気温が高く水の蒸発が多い時は多めに水を入れ、雨が沢山降る予報があれば田に多くの水が入らないように水を止めます。とにかく、苗が乾いて水切れを起こすのはもってのほか、水が常に保たれている状態をキープです。しかし、ただ泥の土手を作っただけの場所ですから水はどこからともなく抜けてしまい・・・。「!」水がないっという事がしばしば。

朝昼晩、常に水加減を気にしています。




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おひさまベリー、最盛期

2020年05月15日 | 畑から
最近は朝5時過ぎに畑へ行きます。スナップエンドウ、絹さや、イチゴを収穫しているとあっという間に時間が過ぎます。日中も暑くなったので、早朝作業が効率が良いことも。
おひさまべりーも、毎日カゴいっぱいに収穫。まだまだ実りそうです。この品種は香りが良い・粒が大きい特徴と痛みにくいので扱いやすいです。イチゴの畑に入ると、熟したイチゴの香りがします。
お試ししたい方は庭先販売へどうぞ。

来年はイチゴ畝売りを予定しています。ご近所の方はご検討ください。今年は試験的に・・・、畝幅をもう少し広げた方が良い、わらマルチを厚く敷いた方は良いなど改善点も。お味も評判良く、定番の露地イチゴ「宝交早生」に代わって今後植えていきたいと思います。

今年は雨も少なく、露地イチゴに適した気候だったのかもしれません。テントウムシが多く、アブラムシ防除の農薬も使用せず栽培出来ました。ニンニクの混植栽培・キラキラアブラムシ除けCDやリボンなども効果があったと思います。とりあえず、いつまで続くかわからないイチゴ収穫を楽しみます!

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育苗箱をならべた様子

2020年05月15日 | 田んぼ・お米作り講座
籾まきから12日ほど、籾は発芽したので重ねていた育苗箱を田んぼに並べます。まんべんなくお日様の光を浴び、乾くことなく水に浸るように箱を並べます。
田んぼは平らでないので、なかなか平らに並べるのは大変。更に、川から引き込む水の量が多いとまだ小さな苗は水没するし。度々、田んぼに水の様子を見にいきます。
並べた初日は、白い軟弱の苗も数日たつと青々葉が緑色に。その頃には水没の心配もないほど、成長します。

カモのつがいが早速飛来。「石坂家の田んぼに水が入った!」と、どこで見ているのでしょう。
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今年度お米つくり講座について

2020年05月10日 | 田んぼ・お米作り講座
お米つくり講座について待っていた方がいましたらごめんなさい…昨晩は作業盛りだくさんの疲労で更新できず。田んぼの作業は水を含んだ泥をクワで持ち上げたり動かしたり、農作業の中でもかなりの重労働。お米つくりは「八十八の工程作業がある」と言われるほど(お米の漢字の由来ですが八+八という漢字をくっつけて「米」という漢字が出来たと言われている)その都度その都度の作業が多い作物です。
田植えの前の苗作りまでも、すでに「田起こし」「用水の堀さらい」「田の畔草刈り」「「籾選別」「籾浸水」「育苗箱土入れ」「籾まき」「加温」「育苗場を田に作る」「発芽後、育苗箱を田に並べる」「鳥よけの網で囲う」「苗の生育を見て、ビニールトンネルをかける」「毎日の水取口の調節」・・・。
常に田んぼの水の様子を見ながら、苗の様子を見ながらの生活が始まります。

今年の「お米つくり講座」ですが、沢山のお問い合わせがあったにもかかわらずお待ちいただき申し訳ありませんでした。
このような状況、万が一の事も考え「田植え」については体験を行わないことにいたしました。我が家は高齢のボランティアさんのご協力に頼る体制であることと、参加者の方々の受付・待機等屋外でも関わらず密になり兼ねない状況があると判断いたしました。
20年以上続いたこの講座ですが、子どもたちの野外活動の場がなくなってしまう事への申し訳ない気持ちでいっぱいです。田植えの機会は今年はない事になりますが、我が家で今後行う予定の7月ごろの農業体験『トウモロコシ・枝豆の収穫体験と夏野菜の畑散策』の時に田んぼの様子を見ることは出来ます。きっとその頃は苗の根も定着して、グングン伸びて葉の数を増やしている頃になります。来年の田植に向け、事前に稲の生育を見ておくのも良いと思います。

「稲刈り」以降の講座は未定ですが、9月の状況で募集をするかもしれません。是非、マメにブログを確認していただければ嬉しいです。

例年でしたらルバーブを使ったジャム作りやお茶の葉を摘んでお茶作りの講習会を行う時期ですが4月中旬から加工体験は行っておりません。自粛期間が終わり活動再開しましたらまたブログに掲載いたします。

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籾まき

2020年05月09日 | 田んぼ・お米作り講座
毎年、GW初めに種もみを水に浸けます。乾燥した籾は水を吸ってあめ色になり、5日ほどで小さな芽が出ます。そしてGW中に、種もみをまくための育苗箱に土を入れます。(写真は土入れ作業中の様子)小さなが芽が伸びすぎて傷が付かないくらいのタイミングで育苗箱に種もみをまきます。

今年のお米つくり講座について、今夜ブログを更新いたします。お知らせについては農作業が多忙につき遅くなり申し訳ありませんでした。

さて、今日は畑でスイカの苗・キュウリ苗を植えて。田んぼにも水を入れて育苗箱を並べる準備をしないと。
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イチゴの収穫

2020年05月04日 | 畑から
「東京おひさまベリー」と「宝交早生」の2品種の収穫が始まりました。毎日畑に行き、赤く実ったイチゴを収穫するのが何よりの楽しみです。甘い!ハウスのイチゴには無い甘みです。イチゴは今や1年中お店で見かけるので、たくさん出回るクリスマスシーズン時期が旬だと間違える方が多いかもしれません。お日様の光を浴びて、冬の寒さを乗り越え植え付けの10月から約8カ月約露地で育つイチゴの旬は5月です。ちゃんと育ててみて感じるのは手がかかるという事。枯葉を何度となく取り除き、寒さで傷んだ花を摘み、マルチを敷いたりてワラを敷いて泥除けをして。知り合いのバイヤーの方が「イチゴが農産物の中で一番利益が上がらない」と言っていた言葉に納得。その分、こまめにお世話をしているからこの収穫の時期は嬉しさが増します。今年はテントウムシのお陰で、アブラムシはほぼ見かけず。農薬も使わずに収穫を迎えました。だから洗わないで畑でパクっと食べることができるっ!

そう言えば、昨日も「スナップエンドウ」、スジを取って洗わず調理・・・農薬使ってないからねっと家族に言い放ち相当ズボラな私。

庭先販売は只今
・スナップエンドウ・のらぼう・カモミール
・絹さや・ネギが並びます。
・ルバーブ・フキも予約で販売します。
旬の野菜を食べて、免疫力をUPさせましょう。
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