石坂ファームハウスの『都会の田舎をおすそ分け』

多摩丘陵の自然豊かな里山から、その恵みを大切にした農家の暮らしをお伝えします

裏山、雑木林の落ち葉掃き

2021年01月08日 | 生活
裏山のクヌギやナラの木の葉が全て落ちきると、落ち葉掃きの作業です。落ち葉は掃き集めて、畑で落ち葉堆肥として利用します。
夏から秋にかけて数回、下草刈りを済ませます。そうすると熊手で落ち葉を掻き集める時に引っかかることはほとんどありません。しかし、素人さんに熊手を使っていただくと力任せに引っかかった時もお構いなしのことも多く壊れてしまうことも。只今、壊れた熊手が4・5本ありますが・・・修理してあげないと。買った方が安いかもしれない道具ですが、大事に直して使いたいものです。

先日は近隣の学童保育の子どもたちが6名、お手伝いに来てくれました。雨が全く降らないので土ぼこりがスゴイ!でも、気にせず落ち葉まみれで掃き集めてくれました。例年ならばお餅つきの時に裏山遊びをするためにという目的があったのですが今年はそのお餅つきも中止です。落ち葉が落ちてからは裏山へはなるべく立ち入らないようにします。踏みつけられた落ち葉は細かく砕けて、熊手で集めにくくなるからです。だから掃き集める順番も手前から、そして軽く乾燥している状態で沢山の量を一度に運ぶためにその日のうちに集められる分だけ。落ち葉を山にしてしまうと、雨が降ったら乾きにくくなるし湿気がたまったりと重たくなってしまいます。
樹木の萌芽更新もしていきたいと思いますが、なかなか手を入れられず。炭として利用していた時代は、必要に迫られそれを行っていたのでしょうが今は後回し。でも、大きくなりすぎてしまった木は強風が吹くたびに枝を落としたり朽ちるものも。ドングリから木を育ててみようかとも思っています。

今年は穏やかな年であることを願い、粛々と野良仕事。
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今年も、ありがとうございました。

2020年12月31日 | 生活
今年は多くの方が、いつもとは違う年になったと思います。

農業体験農園は小さなお子さんのいるご家庭や高齢の方にとっては、密にならず安心して外出できる場所として喜んでいただけました。「感染を心配して部屋にこもり切り・・・」というニュースや話を聞くと、畑に来る方は野菜を収穫したり手入れをしたりと適度に体を動かし太陽の日を浴びて。「畑を借りていてよかったよ。」という声を多く聞きました。一時は商品の買い占めや営業時間が制限されたり、自分が食べるものは自給することへの興味も持った方が増えたそうです。

農園のイベントは毎年好評の「お米つくり講座」の中止を決定しました。
でも、外出の機会が減った子どもたちの自然体験の場を提供したいと思いじゃがいも堀りやさつま芋堀りなど収穫体験は行いました。やはり、畑での活動は大人も子どもも元気になる力があります。自然・大地・太陽・生命力の感じる野菜畑。動くとお腹がすくし、美味しく食べて、ちゃんと眠れる。子どもも大人もそうあるべきです。

6月からは畑の作業は東京都農林水産振興財団の「東京都広域援農ボランティア」を通して数名お手伝いをお願いするようになりました。多くの方に助けていただき、暑い日も寒い日も一緒に作業を担っていただき本当に感謝です。農家ってこんな仕事です!とばかりに毎回色々な事をお手伝いいただきますが、我が家を通して「農業」「農家」を知っていただければと思います。農家と言っても様々ですのでボランティアさんたちも色々な農家に出向いて楽しんでいるという印象です。農家と消費者の方々の架け橋的なこのシステム、ぜひ登録をお願いいたします。

10月からは地元の農協の直売所「みなみの恵み」でゴマとハチミツの販売を始めました。出荷する農家デビューです。でも店頭に並ぶ商品を見て、お客さんには見えるだろうか。「この作物が育つ背景や物語を伝えたい・・・」と農業体験にこだわるだけにもどかしさを感じます。ゴマの販売を通して 興味を持った方が『ゴマの栽培体験オーナー』につなげるきっかけになればと思います。

畑の活動や作物の育つ様子、身体を動かして広い畑での達成感を感じられる作業。「外に出る機会の一つ」としてある団体の受け入れを始めました。まだ未知数ですが、動く➡お腹がすく➡野菜のお土産➡(調理する)食べる➡疲れ➡よく眠れる というサイクル。大きく変わらなくても、外の活動が気持ちが良い・心地よいと思ってもらえると嬉しいです。

来年は庭先販売も新設。野菜栽培も充実させたいです。都会の田舎の農園を来年もどうぞ応援よろしくお願いいたします。

※1月に落ち葉掃きイベントを計画中。只今裏山は落ち葉のじゅうたん、一面に落ち葉を敷き詰めたみたいできれいです。



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庭先販売の整備

2020年12月22日 | 生活
我が家の前には40年ほど昔は「倉沢川」という川が流れていました。今は道路の下の暗渠で川が流れています。そのため、道路も川が流れていた時の名残で真っ直ぐな道ではありません。庭の生垣は当時の道なりのそのままなので、場所によっては生垣が道路に接する擁壁からかなり庭側に入ってます。活用されないスペースもあり、どうにかしたいとずっと思っていた場所の整備に取り掛かりました。
樹齢50年以上のモミジの生垣や、姪っ子の誕生の時に植えたしだれ梅の移植はプロでないと出来ないので作業は造園屋さんにお願いしました。土留めの工事もあり入口の様子はだいぶ変わりました。
春野菜の庭先販売の頃には、みなさまに来ていただけるように完成しているはず・・・。楽しみにしていただければと思います。
春野菜‥・のらぼう・スナックエンドウ・絹さや・いちごの販売予定
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ヤモリ

2020年09月12日 | 生活
古民家にはヤモリも一緒に住んでいます。私が子どもの頃はあまりお目にかかることはなかったのですが、この数十年で増え夏場は特に多く見かけます。
動きも素早く隙間にすぐ入り込みますが、扉に挟まれているタイミングの悪いことも・・・。家の周りの小さな昆虫を食べているのでしょうか。
小さな子どもと不意に出会えば驚きますが、大きな10㎝くらいのサイズは悲鳴と驚き。古民家だから土間もあるし、縁の下は土のままだし。ヤモリも虫も仕方のない事。
しかしヤモリの小さな手の吸盤で壁を這う姿は不思議です。たまに産み付けられた卵を見つけることがありますが、うすい殻の卵は恐竜の卵を想像させられます。

「稲刈り体験と秋野菜の収穫体験」の募集は締め切りさせていただきました。来年度は例年のように田植えから始まるお米つくり講座を募集いたしますのでご参加お待ちしております。

10月中旬、11月上旬に「秋野菜の収穫体験とハチミツを味わおう」の募集を予定しています。詳細が決まり次第ブログに掲載いたします。ハチミツはこの秋採蜜予定のものです。日本ミツバチは春から集め続けた蜜を秋に1回だけ採取するので量も少なく大変貴重です。味も格別ですので、お楽しみに!
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イチゴとルバーブのジャム

2020年06月11日 | 生活
イチゴとルバーブの組み合わせのジャム。今年はイチゴ栽培してジャム用にも回るほど沢山採れました。そして、畑でこの時期収穫できるルバーブと合わせてジャムを作りました。単品でも美味しいのですが、この組み合わせ最高に美味しいのです。約20年ぶり、スイスの農業研修時代に滞在していた農家で毎日のように食べていたこのジャムを作ることが出来て、また食べることが出来て嬉しいっ!20年前の「おいしい!」と感動したあの味をまた味わうことが出来きるとはと、ひとり満足しています。
ルバーブはヨーロッパでは一般的な食材です。日本では最近でこそ知名度が上がりましたが、まだまだ・・・。独特の酸味がお砂糖で煮てジャムを作ると「甘酸っぱい」ので、甘いだけのジャムより大人向けの味です。
イチゴがそれに加わると、香りと味が混ざりなんとも言えない美味しいジャムになるのです。

今年のイチゴは終了しました。来年、「東京おひさまべりー」は区画売りを検討しています。お近くの方はぜひ、来春にお問い合わせください!
そして、イチゴとルバーブのジャムの美味しさに共感していただければと思います。
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竹切り作業のち竹の子発見!

2020年03月31日 | 生活
畑はまだ、雪解けでぬかるんでいるので裏山の竹切り作業です。間引きと言って混んできた竹を「番傘をさして通れるくらい」の間隔を目安に切るのです。甥っ子と2人で30本以上は切り倒しました。そして、ただ切り倒すのでは山は荒れてしまうので・・・、枝をナタで落とし、1か所に集めます。長い竹は半分に切ります。竹は年末のお餅つきの時に、良く乾いているので燃料として使用します。大きな竹も灰になってしまえば片付きます。

作業を終えて、違う場所を見ると2本、タケノコが生えていました。今年は暖冬なのに遅い雪が降ったりと、自然界も異変が続きます。

このような状況でも、農家は種をまき例年通りの作業をしています。蒔いた種が成長して収穫できるころ、平穏な日常生活が出来ることを願って。

※「お米つくり講座」詳細は只今検討中です。多くの方が楽しみにしていらっしゃるので開催はします。6月の田植えの頃のコロナの状況で急な中止になる可能性もありますが、人数を分散・調整して2部制にすることなど考えます。



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庭の様子

2020年03月28日 | 生活
この時期の庭は水仙が沢山咲き、夜になると香りを強く感じます。3年ほど手付かずだったイチョウの木を3本、株元から切りました。大きなシュロの木も3本もなくなり、庭がすっきりしました。手際よく木を切り片付ける職人さんたちに感心。年末の庭の手入れに何日も手をかける私とはまるで違う。一人でやる仕事の捗らなさを実感します。

この先、庭のフキが目立ち始めます。きっとこの夏は数本無くなった木の木陰がない分、雑草がすごいのだろうと…心配になります。

畑の草取り優先なので、どうしても庭が草だらけになってしまうのですが春だけはまだ雑草もひどくなく安心して庭を眺めていられます。
でも、ちょっと庭が寂しいような気がするので何かイチョウに代わる低木の植栽を探してみようと思います。
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麦麹のお味噌つくり

2020年03月06日 | 生活
寒仕込みという2月末でも春のように暖かい日が続きます。麦麹でお味噌つくりをしました。前日、8時間ほど大豆を煮ます。翌日、大豆を潰して(茹でた大豆を潰す専用の機械がある)麦麹と塩を混ぜて樽にお味噌を空気を抜きながら詰めていきます。
昔は家の裏に「味噌部屋」といって、薄暗く小さな部屋にお味噌を置いておく場所がありました。お味噌を熟成させる部屋は、入ると何とも言えないお味噌の香りがして今でも思い出します。
今も古民家の裏に、改装してそのようなお味噌を置く場所があります。今年も、半年後に出来るお味噌を楽しみにしたいと思います。

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初午について

2020年02月11日 | 生活
2月9日が今年の初午の日でした。日々干支を意識することはないのですが、この時だけは別。節分が終わると最初の午の日が初午になります。我が家では裏山に祀られているお稲荷さんに「お赤飯・油揚げ・お酒」をあげました。
気になっていた初参加の氏子としての初午行事。1年に1回なのでまず、お掃除をして狐様やそのほこらをきれいにします。ゴザをひいて台の上に、稲荷揚げとお酒、お赤飯を並べました。
このお稲荷さんはこの近辺にあった3か所のものを一つにしたもので、宅地開発や学校建設などの事情で動かされた様です。
氏子さんたちとお参りをして、甘酒をいただきました。

以前は神主さんを呼んでいたそうですが、今は氏子さんたちだけで行います。

簡素化したりしても、続けていくべき祭事だと思います。ずっと昔から、昔の人が続けてきた事。行事の度に地域の人が協力して行い顔を合わせることも目的だったのかも。地域の伝統を次世代につなげることは大切な事です。


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節分・立春・初午

2020年02月05日 | 生活
3日は節分。イワシの頭をヒイラギに刺して玄関に飾り、煎った大豆を升に入れて豆まきをしました。
今年は冬らしくない、暖冬の年です。先週、庭でフキノトウを見つけました。
4日は立春。暦の上では春です。例年ならブルーベリーの剪定作業も寒すぎてやってられないっ!!という日もあるのですが、薄着で汗をかきながらの作業です。今日はテントウムシを数匹見かけ、空に飛んでいくものもいました。裏山のミツバチたちもどこかに咲いている花の花粉を忙しく運んでいます。
9日は初午。初午はあまり馴染みのない行事かもしれませんが、お稲荷様のお祭りの日です。節分を過ぎて最初の午の日に行い、お稲荷さまにお赤飯とお酒と油揚げを備えます。豊作を祈願するため我が家も裏山にあるお稲荷様にお供え物をします。

父に代わって地域の神社の氏子として関わるようになりました。9日は初午の集まりがあります。「神社だけど初午?」行ってみれば分かることでしょう。
昨年は百草八幡神社にて秋祭り、元旦祭と神主様に祈祷していただき、父任せで何も知らず・・・地域の氏子たちで神社を支え守り、このようなことが行われていたのかとプチカルチャーショック。年々、氏子さんたちの高齢化や世代交代で人数が減っているという事も知りました。また、年間の行事も多く祭事の前には掃除や草刈りなど準備もあります。このようなことを、地元に昔から住む商人や農家が担い神社があるのだという事に地域のつながりや伝統のようなものは後世につないでいかないと絶えてしまうという危機感もあります。

「境内の大きな木が倒れそうです。他にも数本あるから伐採するのに50万近くかかります。費用は市は財政難だから出ないから、氏子さんご寄付お願いします。」・・・氏子さんが減ってしまう問題も多そうです。
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