社会はかわるし、かえられる!

格差社会の縮小めざして、誰もが安心できる社会をめざして!
 

軍事より「はやぶさ」で夢を!

2020-12-08 12:28:24 | 日記

はやぶさ2のカプセルが無事帰還した。
初代のはやぶさは、子どもたちに大きな
夢を与えた。そして2も。

これから「りゅうぐう」の岩やガスの研
究がはじまり、私たちに驚くべき実態を
しめしてくれるだろう。

そしてこれからは、火星や木星の衛星や、
さらには原始の世界を残すといわれてい
る遠くカイパーベルトまで手を伸ばした
いものだ。

日本の科学技術予算は大変に少ない。
アメリカから無理やり買わされたイージ
スやF35などの巨額の軍事予算より、
こうした「はやぶさ」などの宇宙探査に
多くの予算を振り分ければ、どれほどの
人類の成果につなげることができるだろ
うか。

そしてこれからの社会を担う子どもたち
に大きな夢を持たせることができる。
また地域のさまざまな町工場の技術力も
大きくアップするだろう。

その夢を実現できるのが「政治」だ。

アメリカ言いなりに軍事予算の拡大を続
ける自民・公明政権。さらに東証の二頭
のクジラをさらに大きくするような「投
資」には、まったく夢がない。

憲法9条を持つ日本だからこそ、宇宙探
査に力を入れることが可能ではないのか。


介護保険 制度の再設計を!

2020-12-07 07:40:41 | 日記

東京商工リサーチから「2020年『老人
福祉・介護事業』の倒産状況」が発表
された。      こちら ⇒

介護事業の倒産が過去最多、休廃業・
解散も過去最多となった。

介護報酬の相次ぐ引き下げと新型コロ
ナによる現場の疲弊と減収とのダブル
パンチにみまわれている。

来年度に向けて、介護報酬の改定作業
が大詰めを迎えている。
財務省は「引き上げる環境にない」と
財政審に提言している。

財務省による社会保障の削減は相変わ
らずだ。

介護保険制度20年、さまざまな軋み、
矛盾が生まれている。
介護保険導入で国の負担を大幅に削減
した問題が、ボディブローのように、
高齢者とその家族にしわ寄せがきてい
る。

結果的に、介護保険は国の財政負担を
減らすために導入したわけだ。

制度そのものの見直しの必要な時がき
ているのではないか。

最大のカギは「国の負担」を大幅に増
やすことだ。

日本共産党は導入時に、「保険と社会
保障」の組み合わせを提唱した。

そのためには国の負担を増やさねけれ
ばならない。

財務省主導の介護保険の改悪は止めさ
せなければならない。

そうした意味でも政治の責任は重い。
自民・公明、その補完勢力には任せら
れない。

ここにも政治変革が求められている。


香港ーこれでは75年前の日本

2020-12-03 07:31:40 | 日記

香港で黄、周、林氏の3人に懲役刑が言い
わたされた。悪名高き「国家安全法」によ
って、デモを煽動した罪で。

75年前、日本でも「治安維持法」が猛威を
ふるい、お上を、政府を批判する者は容赦
なく逮捕・投獄されていった。

そもそも香港は、中国に返還されたあとは、
「一国二制度」が国際公約ではなかったの
か。

同時に、政府に反対する勢力を弾圧する政
治制度は必ず腐敗し、崩壊していく。歴史
の教訓だが、それに至るまでは多くの人の
血がながされてきた。

もし現在の中国にマルクスやエンゲルスが
生きていたならば、真っ先に弾圧されてい
ただろう。

自由と民主主義の発展。それを妨害し弾圧
する中国は「社会主義」を目指す国では、
まったくない。

人権は国内問題ではなく、国際問題である。

世界人権宣言、国際人権規約A,Bに立ち
返るように、中国政府に声を上げ続けなく
ては。

そして日本も、安保法制(戦争法)、共謀
罪、秘密保護法・・・と弾圧体制は着々と
準備されている。

こうした法律に賛成していった自民・公明
政権を終りにしなければ。
とりわけ、安保法制廃止は「市民と野党共
闘」の1丁目1番地だ。


くさいくさい話

2020-12-02 12:26:01 | 日記

11月16日付全国商工新聞に児童文学作家の和田登氏の随想「くさいくさい話」が掲載された。

江戸時代での、長野県の善光寺の門前町のお話だ。
門前町旅館の大小便のくみ取りは農民が担っていた。田畑の肥料として重要な役割があった。お礼に農民は米や野菜をあげて、良好な関係を築いていたが、ある時旅館組合がタダでやるのはもったいないと現金を徴収することにした。当然旅館組合の「強欲」が生まれ、値上げしていったとのこと。

「1荷大便は270文、小便は33文」となって農民の怒りが爆発した。
1荷とは天秤を肩にしたひとつ。当時のそばは16文だから、かなりのお金だ。

農民側が汲み取り中止のストライキを行った。町中が糞尿であふれ臭いがまん延した。代官所も間に入り、和解したようだ。1825年ごろのお話。農民一揆も多い時期ではなかったかと思う。

私の小さな子ども時代では、父親が実家のトイレから天秤棒をかついで畑に屎尿をまいていた。畝に溝を掘り、そこに流していた。そこで育ったニンジンや大根などを食べて私は育ったわけだ。畑に「肥溜め」があった時代だ。

この随想を読んで子ども時代を思い浮かべたわけでが、やはり農民も団結すると大きな力が出る。これは現代でも同じだ。ましてや「強欲資本主義」の時代だ。富の偏在、貧困と格差の拡大。それを変えることは日本共産党だけではできない。
党綱領には「民主主義的な変革は、労働者、勤労市民、農漁民、中小企業家、知識人、女性、青年、学生など、独立、民主主義、平和、生活向上を求めるすべての人びとを結集した統一戦線によって、実現される」と述べている。

現在では「市民と野党共闘」だ。
近づく衆議院選挙。野党連合政権をつくりあげることこそ喫緊の課題だ。

くさい話から政権奪取へと話が進んだ。


スポーツくじ、拡大とギャンブル化!

2020-12-01 12:17:29 | 日記

(残念だが1日に可決、下の追記を)

サッカーくじに、バスケットボールの
Bリーグを加える法案が審議されている。

さらに、従来やらないとしていた「単一
試合」をかけの対象にしている。

これでは競馬、競輪と同じになってしま
う。

しんぶん赤旗のスポーツ欄に29日付から
3日間の連載で「変質するサッカーくじ、
法案の問題点を突く」が掲載された。

「ぼくらは競馬の馬じゃない」
22年前の国会でサッカーくじを導入する
法案が国会で議論しているなか、代表経
験のあるJリーガーの批判があった。

そして「単一試合」ではなく12~14
試合の結果を予想するのであるから、当
選確率は宝くじに近いものだと言い訳し
ていた。さらにコンビニなどでは扱わな
いとしていたものが、今はコンビニで発
売している。約束は簡単に破られてきた。

今度は「単一試合」の勝敗にまで拡大し
ようとしている。さらにバスケットのB
リーグまでも!

このままでは、1試合のチーム、そのな
かでの選手の失敗がもろに「くじ」に影
響を与える。宝くじどころではない。
本来のスポーツを楽しむどころか、八百
長試合を誘発させてしまう。

外国では、選手やそのトレーナー、さら
に家族まで、賭けに負けた時の攻撃対象
にされている。

これでは、まともなスポーツとはいえな
い。

プロ野球の賭け事が、なぜ禁止されてい
るのか。自民・公明議員は分かっている
のか、と大きな声で叫びたい。

カジノは、国会議員の逮捕者まで出した。
このままでは、Jリーガー、Bリーガー
のプロ選手が危ない。

スポーツ予算はスポーツくじからではなく、
本来の国家予算を増やせ、と言いたい。
政治家の精神の貧困があまりにもひどい。

追記
12月1日、参院委で自民・公明、立憲民主、
維新によって可決してしまった。
「単一試合」を賭ければ、野球賭博と同じ
だ。
賭けに負ければ、選手への中傷や脅しにつ
ながる恐れがある。
スポーツ精神を語る資格はない。