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皆既月食&スーパームーン

2021-05-27 07:59:30 | 日記


2021年5月26日 釧路市にて

昨日は皆既月食とスーパームーンを見ることができた。安いデジカメと百均の三脚を使い、セルフタイマーで撮った。なんとか形になっようだ。本格的には望遠レンズの一眼レフが必要だと思った。

一般的には「赤銅色」といわれるが、「赤い月」といえば昨年の12月に亡くなられた、なかにし礼さんの小説を思い出す。

自伝的小説といわれ、満州からの逃避行を描いている。

満州事変から数えると14年の戦争となる。約200万もの日本の軍隊を中国に送り込むとともに、満蒙開拓団として27万人の日本人を送り込んだ。広大な土地がもらえると喜び勇んで現地に赴いたが「すでに作物がつくられていた畑であった」などの話を聞くとまさに侵略であった。

他国に軍隊を送り込み満州国さえつくってしまった。中国での支配は、日本と同じように監視と密告、逮捕・拷問という過酷なものであった。

その結果が、日本人310万人、アジア2000万人ともいわれる途方もない人命が失われた。

二度と戦争はしない。この思いが国連憲章や日本国憲法に結実した。

しかし戦争体験者が少なくなったいま、着々と戦争準備が進んでいる。それも「日本を守るため」と称して。

故なかにし礼さんの思いも絶対に戦争しないことだということが、小説からにじみ出てくる。
私のブログでCD「なかにし礼と12人の女優たち」から「リリー・マルレーン」の冒頭の詩を紹介した。
 こちら ⇒

その思いを受け止めている政党は?
自民・公明、維新ではない。

憲法違反の「安保法制=戦争法」、「秘密保護法」、「共謀罪」を強行成立させ、そしていま、国会で「土地利用規制法案」の審議がはじまった。基地周辺の土地所有者の調査と監視、そして売買や利用に関して調査と規制ができる。具体的なものは政省令で決めるので、中身はまったくわからない。まさに戦前の「治安維持法」ではないか。

自民・公明、維新の「平和ボケ」があまりにもひどい。


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