大企業の内部留保が539兆円に、配当金も32兆円。
3日付しんぶん赤旗
大企業の内部留保はコロナ禍であろうと、グングンと伸びている。株主配当金もしかり。
対する労働者の賃金は微々たる増加。
いかに「トリクルダウン」が間違っているか。
この物価高で「追いつく貧乏暇なし」という状況だ。
資本主義社会における富の分配がますます偏ってきている。
金持ちはますます金持ちに、貧乏人はますます貧乏に。
石川啄木のうたにある「はたらけど はたらけどなお わがくらし 楽にならざり ぢつと手を見る」は何もかわっていない。
東芝が株式市場から消えたり、シャープが台湾企業に移行したりと大企業の個々の盛衰はあるが、日本経済全体として「膨大な富の蓄積」は変わらない。
自民党の安倍政権で法人税が極端に低くなり「経済成長」ができるはずであったが、「失われた30年」となってしまった。
増えたのは大企業の内部留保であった。
いかにアベノミクスが間違っていたか。
その歪んだ政策によって、国民は苦しめられている。
自民党総裁選・・・アベノミクスへの反省は誰も語らない。
それどころか、いっそう進める声ばかりだ。
GDPの6割を占める個人消費、ここに手厚い政策を。
そして中小企業政策に、もっと予算を!