スーパーやコンビニに米がない。
都会の話かと思っていたら、釧路もひどい状況だ。
スーパーのコメの棚にコメがなく、電子レンジ用のごはんパックがずらっとならんでいる。異様な光景だ。
米屋さんに朝から人が並んでいる。
現実的に起きていることだ。
4日付しんぶん赤旗に、
需要と生産量に40万トンの差がでている。
これに加えて、実際にコメがなくなると「消費者心理」が働き、もう一つ買っておくかとなる。
政府が「コメは足りている」といくら宣伝しても、誰も信用していない。
そもそも自公政府の信頼が地に落ちているのではないか。
必要なのは、政府が備蓄米を出すので安心してほしい、新米もまもなく出回るからと安心感を伝えることではないか。
今回のコメ不足の背景に、自民党の「農政」がある。
毎年毎年コメの生産を減らしている。それに「自由化」で市場任せにしてきた結果だ。
自給できるにもかかわらず、コメの輸入が大量に行われ、それが止まらない。
自民・公明の政治を終わりにしなければ。
追 記
帝国データバンクから、1~8月の「米作農業」の倒産・休廃業解散動向が公表された。
こちら ⇒
コメ不足のなかの公表であり、過去最高の「倒産・離農」だ。
水田は1000年以上連作ができる世界でもまれにみる農業だ。
さらに、棚田など日本の急峻な山間地でも水田が作られてきた。
それが自民党農政の「自由化」により価格とともに家族農業が危機にさらされてきた。
そして高齢化だ。
食料自給率すら放棄した農業基本法の強行採決。
いつまで「新自由主義」に囚われているのか。
米作農家の声が政治に届かない。
いま問われているのは「自民党農政」だ。
自民党総裁選では、まったく問題にされない。