札幌に来ている。釧路より暑いと聞いてきたが、夕方は涼しい。
早朝6時半に散歩したが、さわやかな涼しさ。湿度が高い釧路より快適
だ。しかし、晴れているので日中は暑くなるのであろう。
列車の中で「死亡推定時刻」の本を読んできた。
冤罪小説で有名なもの。
警察、検察、裁判官、マスコミ・・・ と、どのように「冤罪」がつく
られているか、その詳細な描写はすごい。
最終章にでてくる数々の冤罪に取り組んだ老弁護士の言葉が余韻をもっ
て残った。
「禍福はあざなえる縄の如し」
まさに、人の人生そのものではないか。
作者のあとがきに、「一審と二審の弁護士像、高検の二人の検事は、両
極端の典型だが、ただ、実際にこのとおりの人たちがいることも事実だ」
と述べている。
国民救援会は、数々の「冤罪事件」に取組んでいるが、この小説に書かれ
ていることが、実際に展開されていったのだろうと想像がつく。
ぜひ、一読を!
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