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金融緊急措置令、72年前

2018-02-17 09:40:05 | 日記

72年前の2月17日、旧紙幣の使用中止と預
金封鎖が行われた。いわゆる「金融緊急措
置」であった。
戦後のハイパーインフレ(そこまで行って
いないという意見もある)対策の一環であ
り、持っている紙幣が、紙くずになってし
まった。
かなりの働く庶民は貯金を含め、失ってし
まった。この悲劇は、小説のなかにも登場
している。

インフレを止める荒療治といわれているが、
実態は国民の財産の収奪であった。そして、
国の借金は事実上の棒引きとなった。

この時の国の借金は、予算の9倍といわれ
ているが、現在は10倍を超えている。

日銀の国債の買取り、ETFという株の購
入など、過去にない「異次元」の、そして
「禁じ手」といわれてきた手法を次々と実
施してきた。

経済学者も「まだ大丈夫」「危ない」と論
争がかまびすしい。

安倍政権は、自らの政権維持のためには、
「禁じ手」まで使って、異次元の政策を進
めてきている。
資本主義経済の循環を、国家財政を使って
無理やり変えてきている。

金融の出口戦略もまったく見えない迷路に
入り込んでいる。

そのツケがいつくるのか。
そのツケは、結局のところ国民生活そのも
のを直撃する。

多大な国民犠牲をうみだす前に、安倍政権
を終りにしなければ。


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