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人間の歴史は誰がつくるのか

2018-01-09 06:47:53 | 日記

人間がつくる。
この当たり前のことに対して批判する人たち
がいる。いわゆる「史的唯物論」への攻撃だ。

マルクスの二大発見は、「剰余価値」と「史
的唯物論」だとエンゲルスは評価した。

正月にゆっくりと「空想から科学へ」を読み
直した。138年前に書かれたものだ。

雑誌「経済」の1月号に「イギリス階級闘争
史と宗教」と題して、長久氏が寄稿した。
これが読むきっかけだったが、改めて英語版
序文がおもしろいと思った。

英語版序文は、今まで「不可知論」の解明が
中心だと思っていたが、後半のブルジョアジ
ーの階級が、どのような考えで資本主義をつ
くっていったか、宗教がはたした役割がよく
わかる。

そこには各国のキリスト教のさまざまな宗派
が、どのような役割をはたしていったか。生
き生きと描かれている。
当時は「政教一致」の世界が当たり前であっ
た。

宗教を考えるにあたって、参考になる。
日本の歴史でも、戦争や一揆などの大義は宗
教が前面にたっていた。紛争や対立、戦争の
イデオロギーとして、宗教が大きな役割をは
たしていた。

貧困と格差が拡大し、巨額なマネーが世界を
席巻している。
資本主義社会の行き詰まりと、それを乗り越
えるさまざまな思想がわき上がっている。

改めて「科学的社会主義」の原点にたつこと
も必要ではないか。

エンゲルスの「空想から科学へ」は、まった
く色あせない。

人間の歴史をつくるのは人間である。
一人ひとりの人間が、どう立ち向かうか。
安倍「極右」政権を終わらせるために。


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