「ウーバー運転手は従業員」という判決が19日、イギリスの最高裁で出された。
当然、最低賃金や有給休暇が認められる。
さかのぼって、スペインでも昨年の7月に「会社と雇用関係にある」と判決が出された。
ヨーロッパでは、ギグワークなどのプラットフォーム労働に対して、無権利と貧困化をつくり出すものとして、規制強化の運動が広がっていた。
ひるがえって日本ではどうだろう。
タクシーは白タク禁止のため、ウーバータクシーは参入できない。しかし食事の「出前」として「ウーバーイーツ」が都市圏を中心に広がっている。
ウーバーイーツは「請負」であって、雇用関係はないとして「フリーランス」とおなじようにひろがっている。
テレビなどのマスコミなど報道されるようになった。どちらかというと「美化」されていると思うのは私だけではないのではないか。
日本におけるスマホを利用したギグワークは「個人請負」で、労働者としての規制はほとんどない。
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最初はよくても、いずれ無権利状態のまま、低賃金の状況におちいってしまうのは、ヨーロッパにみるように明らかだ。
あべ前政権は「規制緩和」の名で強力に進めようとしていた。自公政権も同じだ。この流れは変わっていない。
資本主義社会は規制がなければ利益を求めて、労働者の低賃金と無権利状態が限りなく広がっていく。
それをくい止めるのが「社会的強制」だ。それをつくり出すのが国会の役割。自公政権のままでは大変なことになる。
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