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ザ・デイ・アフターを迎えないために

2024-08-06 07:24:31 | 日記

40年も前の映画「ザ・デイ・アフター」は、核戦争の勃発とその後を描いている。

すべての車がエンストを起こし、カンザス地方から核ミサイルICBMがいくつも飛び立つ姿は、住民の目線からの「恐怖」を覚える。

大都市は壊滅し休戦となり、「その後」の放射能汚染の広がりが描写されていっる。

この年に公表された「核の冬」も現実的に。

映画「渚にて」は1959年の上映だ。
核戦争後、じわじわと広がる放射能汚染。南極に逃げるがそこもいずれは死の土地に。残された人類の決断は・・・
人類の最後を描いている。


今日は広島に原爆が落とされてから79年目となる。
被爆の実相は、前記の二つの映画どころではない。
まさに「この世の地獄」であった。

原爆のエネルギーは、たった0.68グラムの質量がエネルギーに転嫁したもの(E=mc^2)。核エネルギーのすさまじさだ。

強烈な熱線と爆風は都市をすべてを破壊し、その後の放射能は時間をかけて被爆者を死においやった。
これほど残酷な兵器はない。まさに人道に反する兵器そのものだ。
大きな爆弾というレベルではない。

映画「猿の惑星2」では、地球が火の玉になる映像があるが、あながちウソではないと思う。

人類が生み出した核兵器。人類はただ黙っているだけではない。
「人類と相いれない兵器」として、その廃絶にむけての運動は大きく広がっている。

2017年に国連で採択された「核兵器禁止条約」。
そして、2021年1月に発行された。
始めて核兵器が「違法な兵器」として認定された。

唯一の被爆国の日本は、この条約に背を向けてきた。
反対の理由をいろいろ考えたのであろう。
日本は核保有国と非保有国の「橋渡し」とのため・

際者は「なんのこっちゃ」という感じだった。

日本は米の「核の傘」によって安全を守るという立場を続けている。
大きなニュースにならないが、日本はアメリカの「核戦力」の維持・強化を主張し、新たな核兵器の開発まで養成する始末だ。

歴代首相は広島で「核廃絶」という言葉を使うが、まったくその気がないことは明らかだ。「核抑止」という言葉がまかり通っている。
最近、再び「究極的廃絶」という言葉さえ使われるようになっている。

アメリカ言いなりの日本の政府。核兵器でさえこんな情けない状況だ。

「核兵器禁止条約」に唯一の被爆である日本こそ参加すべきだ。そして「核兵器廃絶」への世界のリーダーシップをとれるように。

やはり、自民・公明政権を変えるしかない。
それが「ザ・デイ・アフター」にならないための保証だ。

今日、広島で「原水爆禁止世界大会2024」が開かれている。
希望の光だ。