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戦争への道か、平和への道か

2023-08-18 07:11:19 | 日記

お盆が終わった。
停止した時間が動き始めた感がある。

お盆の時期は、78年前の大戦終結と重なって、平和を考える記事が新聞やテレビで特集されていた。

そのなかで「異様」さを放っていたのが産経、読売だ。

「首相は核抑止の重要性語れ」(産経)「抑止力強化が侵略を未然に防ぐ」(読売)という社説が。

ともに「憲法改正」を主張している新聞だ。

広島、長崎の両市長は「核抑止」を批判した。
岸田首相は「広島ビジョン」を持ち上げ、アメリカの追随した「核抑止」を正当化している。

あなたの心に「嫌韓・嫌中」がないだろうか。あればメディアが作り出した幻影だ。

「嫌韓・嫌中」の広がりとともに「他民族蔑視」につながる流れが強められている。同時に「日本が攻められる、攻撃される」という不安感の増幅とともに、「防衛」の名のもとに「大軍拡」が進められている。

まさに78年前の「戦前」に似ていないか。

自民党や公明党の先輩たちが、軍事独裁政権を支え、国民の戦争協力へ、マスコミとともにあおった歴史を彷彿とさせる。

しかし違うのは、戦争の「悲惨さ」を伝えるメディアがあり、とりわけ反戦を100年以上貫いてきた日本共産党が、国会や地方議会でがんばっている。

メディアではまだまだ少ないが「加害」の事実を紹介している。

侵略国は、必ず「腐敗・退廃」化していく。今のロシアが良い例だ。
ベトナム戦争当時のアメリカも麻薬などが蔓延していった。

日本国民310万人、アジア2000万人、世界では6000万人ともいわれる途方もない人命を失った第二次世界大戦。そこから生まれたのが「国連憲章」であり「日本国憲法」だ。

ここに立ち返ることこそ必要なことではないか。

今、ロシアのウクライナ侵略に端をはっして、経済と軍事ブロックが頭をもたげている。

メディアもロシア・中国の艦船や爆撃機が通過したと報道している。
相手国からみれば、日米の軍事演習が脅威を受けていると。

日本はアメリカの戦争に協力する体制に着々と進めている。
経済までも「軍事」優先、軍事支配につきすすんでいる。

「防衛」という言葉ですべてが口をつぐむ事態は危険だ。

この政治の流れを変えること。
そのためにこそ「市民と野党共闘」の再強化、小選挙区制のもとでの野党候補の一本化という流れが必要だ。