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クラスター弾、カンボジアからの訴え

2023-08-08 07:48:53 | 日記

戦後78年、沖縄などいまだに不発弾の処理に追われている。

不発弾といえばクラスター弾。
今日のシンブン赤旗にカンボジアからクラスター弾の非人道性の訴えが掲載された。

米軍の使ったクラスター弾により3000万個の子爆弾が拡散され、50年たった今でも子どもたちを含め犠牲者が生まれている。25%が不発弾とのこと。これが地雷と同じように、いまなお苦しめている。

カンボジアの地雷対策センターのヘン所長は「職員は毎日のように不発弾を発見している。これまでに多数の死傷者がでており、50年たっても脅威」と語っている。

だからこそ通常兵器でもとりわけ人道に反するとして「禁止条約」が発行した。

アメリカがウクライナにクラスター弾を供与し、ロシア双方でクラスター弾が使用されている。

ウクライナの50年後も地雷と化した子爆弾の脅威が続く。

「禁止条約」が発行し国際的に「違法」となっても、条約に加盟していないから「使用しても問題ない」ということではない。

要は「人道上の問題で禁止」となったのだ。
アメリカは「人権外交」などと称して他国をけん制しているが、まさに二枚舌だ。

日本はクラスター弾禁止条約に加盟しているが、アメリカにたいして抗議すらせず了解している情けない状況だ。

今、最も人道上相容れない核兵器の「禁止条約」が発行している。

加盟していないからと「違法な兵器」である核兵器を拡大すること自体、人類に対する挑戦だ。

カギは国民の運動だ。

長崎で「原水爆禁止世界大会」がはじまった。
人類の未来をさし示す草の根の運動だ。