糠のように手や顔にへばりつく霧雨。
50年ほど前に「小糠雨降る御堂筋」の歌が流行っ
た。たしか女性の失恋の歌だった。
霧雨のことだが、道東地方では「じり」という方
言がある。最近はほとんど聞かれない。
霧 < じり < 霧雨 < 小雨 という区分けがある
というが、感覚的なものだと思う。
今朝の釧路は、じりと霧雨であった。
昨日も、一日中霧雨。そのため湿度も97~100%
6月の釧路特有の気象だ。
うっとうしい気分になる。
さらに政治が、この気分の重しに。
底知れぬ河井夫婦による買収事件、3人目の首長
が辞任表明した。
東京都知事選も、現知事の小池候補は政策論争に
まったく参加しない状況だがコロナで堂々とテレ
ビに出ている。
「自民党型」の政治を、「新自由主義」を止めさ
せるため、市民と野党共闘がしっかり動き始めて
いる。
そこにうっとうしい気分を追い払う「希望」があ
る。