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やる気ない食料自給率向上

2018-08-22 07:11:41 | 日記

8日、農水省は昨年の食料自給率を公表し
た。           こちら ⇒
(概算)カロリーベース
年度 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 
       41 40 39 39 39 39 39 39 38 38

38%に下がり、10年間下がり続けている。
瑞穂の国である日本が、6割も外国に依存
している。

アメリカ130%、フランス127%、ドイツ
95%、イギリス63%からみれば異常なこ
とだ。

安倍首相は「国難」と称して軍事力の増大
をいっきにすすめているが、国民の命の糧
である食料自給ができなくなっている。
これこそ「亡国」の政治ではなかろうか。

安倍内閣は、自給率を2025年度までに45
%にする計画を持っているが、まったくや
る気がない。

それどころか、TPP、TPP11、日欧EPA、
日米FTAなど、農産物の関税ゼロに向けて
一生懸命だ。

最近はカロリーベースの自給率だけではな
く、いろいろな数字を出している。また中
身をいじって数字を上げようとしている。
まさに統計で「誤魔化す」作業が多いので
はないか。

国内を見ると、都道府県別カロリー自給率
(17年度概算値)では、北海道185%、秋
田192、山形139%と6道県が100%を超え
た。

東京と大阪は1%しかない。

自民・公明政権は、中小の家族経営を切り捨
て、農地・農業委員会・農協など家族農業を
支えてきた諸制度を解体しつつある。
すべて国会で法律を改悪してきた。

まずは、際限なき「開放」を止めること。
農業を国の基幹的な生産部門と位置付け、食
料自給率を早期に50%にすること。
価格保障・所得補償を再建・充実することや、
国境措置を維持し、「食料主権」を保障する
貿易ルールの確立ことなど、急がれる。

そのためにも安倍政治を終わらせることが必
要だ。