なんと悲しい事件がおきたのか。
進路指導で生徒が自殺したニュースが
流れた。中1の万引き事件により高校
推薦ができないという指導で、それも
万引きは間違いであったというもの。
小・中と子どもはさまざまな試行錯誤
や間違いを犯し成長していく。
その1回の間違いを記録されて将来ま
で縛ってしまう。その記録が間違いで
も。
これは教育ではない。
たんなる「評価・査定」だ。
教育現場で、子どもたちにきちんと向
かい合っているのだろうか。
子どもと一緒に寄り添い成長していっ
ているのだろうか。
子どもと向き合う時間より、パソコン
にむかって仕事をする時間が長いので
はないか。
企業の生産や管理的手法のPDCAサイ
クルの歪んだ適用で、先生はパソコン
に縛られていないだろうか。
「平均点競争」の名で、ひたすらテス
トの点数を上げることしか眼中にない
のではないか。
教育の「塾化」が進んでいるといわれ
ている。
「人材育成」の名のもと、人間本来の
教育がおろそかになっていないだろう
か。
教育の目的は「人格の完成を目指し、
平和で民主的な国家及び社会の形成者
として」ではなかったか。
先生方とお話しすると、教育現場から
自由で民主的な雰囲気がどんどん失わ
れていることを感じる。
今回の事件はあってはならないことで
あり、その全貌を調査し明らかにし、
公表しなければならない。
徹底的な調査を。